雨後晴れ・・・るかも？

9月30日（水）　AM4:20

前日の晩は疲れも有って早めに寝た所為か

まだ外が暗闇に包まれている時間に目覚めます




トイレへ往こうとテントからそ～っと外へ出てみると





少しずつ白み始める東の空と、頭上には輝く星たち



これは今日も天気に恵まれそうだな～



気分良くトイレを済ませたら、明るくなるまで寝袋内へ再び退避




しかし一度目覚めたオヤジには二度寝は出来ず


5時頃から幕内を片付け始め、少しでも乾く様にと天幕を雑巾で拭き拭き



これで何時でも撤収出来るぞ～



さて着替えと洗面も済ますか～と幕内に入った途端




バラバラバラッ　




いきなりテントを叩く雨音が・・・




北の大地～！オヤジを馬鹿にしとんのかッ


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北海道の目まぐるしく変わる天候に弄ばれているような漢　



雨音が弱まるのを待って再び外へと出ると





又もや完全な半円を描く虹が現れてます


しかし折角拭いたテントを濡らされ、昨日と違い気持ちはブルー



雲の流れも速く、また何時降り出すか判らないので

幕の乾燥は諦め、雨の止み間を狙って素早く撤収を行ない





AM6:30　撤収完了


南の空は所々晴れ間も覗いてますが

今日これから向かう東の空は怪しいが張り付いてる・・・



ここは潔く雨具を装着し、別海ふれあいキャンプ場を出発




別海の街中は路面も濡れて飛沫を上げての走行でしたが

R243からR44を根室方面へ曲がる頃には乾いた路面に





それに伴い前線が通過したのか？強風が吹き始め出しました




時折ヘルメットが脱げそうになる程の横風を受けながら

根室の市街地へ入る直前のセイコマで朝食を摂る事に





ココで今年友人の間で話題に上ったちくわパンを探すも見つからず

又もやお気に入りのしっとり豆パンでの朝ご飯タイム



この先に在る今回の旅で最後の目標地はもうすぐ其処ですが

何せこの風だし、気持ちを引き締めて取り掛からないと



簡単な朝食を済ませ、沸々と沸き起こる闘志を胸に出発～






根室の街中まではまだ風を弱める建物が在ったから良かったものの

太平洋に面するD35へ入った途端、とんでもない横風に襲われて

バイクを風上側に傾けながらしかバランスを保てない～



もしかしてこれが昨晩友人から聞いた「爆弾低気圧」とやらの影響なのか？





だが実際はそうでは無かったのです・・・・・　





そう大した距離でもないのに遠くに思える最後の本土四端　納沙布岬





何やらタワーが見えて来たけどもしかしてあれか～



展望タワーの横を通過し標識の指す処へ向かうと




日本本土最東端　納沙布岬　へと到着






2013年4月の鹿児島県佐多岬へ到達した時点から始めた本土四端ラリー


2年半の月日が流れ、此処に今漸く達成する事が出来ました



込上げる熱いモノをグッと噛み締めての記念撮影





2011年の7月、17年振りにバイクリターンした50歳のオヤジが

この4年の間に走った日本各地の風景が走馬灯の様に瞼に浮び上ります　よぉ頑張った！






感慨に耽るのも束の間、強風に吹かれ続け体感気温が急降下


岬の土産物屋に飛び込んでストーブにあたって暖を取りつつ

忘れてはならない本土最東端到達証明書を購入




此処から今回の旅で得た最北端と最東端、2枚の証明書を

自宅まで無事持ち帰ると云う重要な作戦が開始されます　






AM9:30　バックに証明書を大切に保管したら納沙布岬を出発


復路はオホーツク海沿いからと走り出しますが

北からの風が直接吹き付ける為、これは危険すぎる～



堪らず展望タワーの駐車場で慌ててUターンし

少しでもマシかと思われる風下側の太平洋側へ





それでも相変わらず凄い横風を受けますが

本土四端を征した漢は気持ちも大きくなって




まだ2泊余裕もあるし、何処を廻ろうかな～　




などとさっきまで気を引き締めて！と思ったのは何処へやら？

早くも浮ついた心が湧き上がってきてます




足音を忍ばせ背後から徐々に近づく悪魔に未だ気付かずに・・・・・





此処からは北太平洋シーサイドラインへと向かい





相変わらず風は強いが綺麗な空と太平洋を観ながらのツーリング




D142～D123～D1039へと繋いで霧多布岬へ





此処まで来ると少し風も弱まり、霧一つ無い霧多布の景色を愉しみます



岬に在るキャンプ場を観た後に時刻は１１時過ぎ

それでは例のお店まで戻りますか～





手前の浜中町に在る寿司のひらの

店の駐車場でバイクを停めたら丁度開店時間となった模様



コチラの店で有名な炙りさんま丼を入店後、一声で注文


目の前で秋刀魚をコンロで炙った後

奥の厨房へと板前さんが入り１０分程で出来ました





さ～て、一体どんなお味なのか？


最初の一口は卵黄を付けずにパクッ





おっ、美味しい～　




北海道で捕れたて旬のさんまがこれ程美味しいモノだったとは・・・





正直あまりさんまの刺身って美味しいイメージが余り無く

これまであまり好んで食べてはいませんでしたが

今までのモノとは全く別物でしたね　



次に卵黄のプールに潜らせて頂くと、此方もまた旨い～


それから交互に卵黄有り無しでの味を愉しんであっと言う間に完食　


四国で食べた藁焼き鰹の叩きと云い

現地で食する物はやはり別物ですね～



この時期限定の味覚を味わったら再びD123へ戻り厚岸方面へ





名前の割に海が見える区間は少ない道を快調に進みますが

走って見える景色はそれほど絶景ポイントは無く





気が付いたら厚岸の町に到着



牡蠣でも食べようかと思ってましたが

さっきのさんまで満足しているお腹

牡蠣なら鳥羽でも美味しいからとあっさりスルー


R44へ入ったら、そのまま釧路の街へと走ります





交通量の多い街中へ進入し向かった先は





釧路フィッシャーマンズワーフMOO



何やらさんまんま為るモノが美味しいらしい　



建屋に入りお店へと向かいますが、一本毎の販売しか無く

やはりココでもお腹の減り具合は全く進んでおらず食べず仕舞い


結局、別の魚屋さんでイクラと時鮭をお土産用に買って終了




この時点で時刻は午後1時半

そろそろ今夜のねぐらを決めておきたい時間ですが

もう少し襟裳岬方面へ走ってから考えようと釧路を出発





R38を走り白糠辺りで再び強風が吹き出し



こりゃ～キャンプなんて絶対無理だ！級の風に今日の行き先を急遽変更


給油の為GSに停まったついでに空きが在るか？確認の電話をして

予約が出来たら目的地の設定完了





R38をそのまま帯広へと向かって走りますが

沿岸部を離れてもまだ吹き続ける強風に冷や汗を搔きながら




PM4:20　街中の一方通行に惑わされつつも何とか到着





六花亭　帯広本店




少し遅めの時間ですがオヤツのスイーツを頂きに来店





ブログで皆さんが召し上がっているサクサクパイ

何かこの角度からの映像はイモムシチックな形に見えるな・・・


もう一品は10月度本店限定とか云われてついつい買ってしまった



十勝何とか？


名前を忘れてしまいました・・・




この二つとサービスのコーヒーでスイーツ腹は満腹


それではそろそろ今夜の宿へと往きますか～





予約した宿は此処からすぐの西帯広に在るライダーハウスpit


到着したら喫茶店の方で料金を支払い簡単な説明を聞きますが

ちょうどその時、常連さん（俗に云う沈没者？）が数名仕事から帰って来て

それぞれがテーブルに座り漫画を読み出し

早朝出発したいので、バイクの駐車位置を確認したついでに

「宜しくお願いしま～す！」と挨拶したけど無視されて

ちょっとがっかりしつつ、荷物を隣の建屋に運んで





今夜も簡単に設営完了！



と、同時に同室される方も到着されて

晩飯をご一緒しませんか？とお誘いするも

昨日札幌でジンギスカンを食べたばかりだとかで

一人でテクテク歩いて5分、向かった先は





ジンギスカンの有楽町


此処へ来る為、ライダーハウスpitに宿泊したようなモノ

時間は5時半とまだ早かった所為か、直ぐに着席して早速注文





生ビールで本土四端制覇を祝して独り乾杯～




先ずは生ラムってのを頂きますか～






う、旨い～！



この後、余りの旨さにどんどんメートルを上げて

追加にホルモンうどんを注文





大満足の晩餐を終えて、そろそろ宿へと帰りましょうか～　




ほろ酔いでプラプラpitまで帰り2階へと上がると

何やら共有スペースで人が集まっております

どうやらTVで天気予報が流れているみたい



其処へ酔っ払って良い気分のオヤジ

ご一緒させて戴いてテレビを見たら



爆弾低気圧　　に関するニュース





関東からお越しの白ブサさんが頭を抱え

「ヤバいよ～！明日から何処へ避難しよう・・・」とか


同室のNSRさんも「船の予約を変更かな・・・」とかとか


これまた偶然、三重県からお越しのZ750Sさんも

「何か大変な天気に為りそうですね・・・」　とTVに釘付け状態　へっ？



呑気に酔っ払って帰ったオヤジには状況がよく把握出来ず

飲み直しの酒をコンビニで買出し、その輪に混ぜて戴いて情報収集



強風吹き荒れていた今日で風速10メートル超だったらしいが

爆弾低気圧では何と風速40メートル越えとか


「明日の夜から不要不急の外出は控えて下さい！」


何て事をアナウンサーが呼びかけている非常事態


とてもじゃないけどそんな天気にバイク何て乗れる筈は無し




北の大地がいよいよ恐ろしい牙を現した～！　









乗船予定の２日の夜も余波は残りそう






今頃に為って漸く事の重大さに気付いたオヤジ

酔っ払った頭でアレコレ考えますが、最優先事項は


「無事到達証明書を家まで持ち帰り、週明け絶対出勤する事」



計画通りに無理矢理2日まで居残ったとしても

何処かへ避難し、夜には苫小牧港まで移動するだけ

しかも2日の便が出港出来るかの保証も無いとなると・・・・・





残念ですが「2015 北海道ツーリング」は一日早めて終了とし、船の予約変更





明日１日夜に離道する事に苦渋の決断！　







船会社に電話をし、切符の手配を終えたらホ～ッと一息



部屋でブログの更新もしたら、再び呑気なオヤジに戻って

グビグビビールを呑んで今夜もそろそろオヤスミナサイzzz






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