雨後晴れ・・・るかも？

この作戦を実行する為に2年の歳月を費やしました




今から遡る事、26年前

当時は旅先の情報など殆ど無い時代に

TVで観たり聴いたりした事をうろ覚えで廻った「初めての北海道ツーリング」






そして時代は昭和から平成へと移り替り

17年振りにリターンライダーとして復活を遂げた五十路オヤジの

人生で2度目となる「北の大地」への挑戦








いよいよ実行開始です






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昨年、お盆休みに年休をくっつけて取得した16連休オョ



これだけの日数が有れば下道自走で青森～函館での渡道が実現可能　



50歳のオヤジにとって、壮大な計画をコツコツと積み上げるも

想定外だった台風の上陸や、父親業の柵などから

涙ながらに計画実行を断念した経緯が有りました　




今年は「二度と同じ失敗は繰り返さない」と心に誓い

9月の第2週、世間様のシルバーウィーク前週に狙いを定め

日本海を航行するフェリーを利用するプランへと大幅に変更





これで準備は万端かと思いきや、又もやトラブル発生

「今年の渡道も縁が無かったか・・・」と自分に言い聞かせますが

やはり燻り続ける炎は収まる訳が無く






ここで偶然にも9月末に連続休暇を取れる可能性が急浮上　


此処で諦めれば来年も往ける保証は無いだろうと

誰にも知られる事が無い様、ひっそりと水面下で計画を進行








そして、とうとう時は満ちた　







9月24日　定時で仕事を終わらせ急いで帰宅


前日に全てパッキング完了している荷物を黒王号へと積込み





PM5:25　自宅を出発





前日からの雨でまだ濡れたままの道を、日本海へ向けて走り出します





予報では午後から晴れ間が戻りつつ有ると聞いていたのに

雨は降ってはいないものの、相変わらず厚い雲に覆われた空




出だしからの雨具装着は憂鬱だし、何より雨のナイトランは危険

出来れば「このまま降らずに持ってくれよ～」と願いますが





隣りの四日市へ入った処で「この先、降ってるよ～」的な雲行きに　







やはり雨男のパワーが炸裂なのか？！





粘らず此処で潔く諦め、さっさとカッパを装着

案の定、走り出したら直ぐに降り出します







まぁ、雨男には想定内の出来事では有ります　　







淡々と関ヶ原～木之本～敦賀と雨中の下道ナイトランを熟し





PM9:40　予想より1時間早く舞鶴へ到着






上手い具合に雨も上がったので晩御飯を食べて時間調整

国道沿いのラーメン屋へと飛び込みます





長旅に備えてニンニク増しの豚骨醤油ラーメンを啜りながら

「いよいよ北海道へ渡るのか・・・」と感慨に耽ります





此処からフェリーターミナルまで目と鼻の先

ラーメンを食べ終わりコンビニで買出しを済ませて

出航の2時間前に本日の最終目的地で或る舞鶴港へ到着





バイクは最終的には8台とこの時期にしては多めなのか？






待合室で長い待ち時間を潰そうとターミナル内へ入ると





今回利用する「はまなす」の乗船順、バイクはなんと最後ウソ！


乗船直後のお風呂ダッシュは敗北決定ですね





2時間近く待合室でダラダラと時間を潰し

やっとこさバイクの乗船案内の放送





船に乗れば、もう後戻りは有り得ません







期待と不安を胸に車両甲板へと駆け上り



9月26日　AM 0:15 乗船完了！





乗用車より出遅れた分を取り戻すべく急いで客室へ




ベッドの確認を済ませたら、今夜の設営は完了！





この後風呂へ入ったら、やっと休息の時間が始まります




売店で買い求めた酒はもちろん





北の大地へ渡る前から気分は上げ上げ　


誰も居ないロビーで一人祝杯



コンビニで買い求めた摘みをアテにグビグビ往きますか～






クラッシクと黒ラベルの呑み比べをしつつ

仕事の疲れも有って深夜2時前に今夜は沈没デス　







9月26日　AM8:30　


ベタ凪の日本海を「はまなす」は快調に航海を進めます






超快適な朝を迎え、とりあえず燃料補給





北の大地では何が待ち受けているか？判らないので倹約、倹約





質素な朝食後は船旅の醍醐味である

只々ひたすらボ～ッと過ごす時間





ベタ凪の日本海を「はまなす」は順調に進みます





暫くすると船内放送で本州行の同型船との擦れ違いが有るらしい





出航前のグー+によるとアチラの船にはmikkieさん＆carrotさんが乗っている模様


SW北海道ツーリングで〆の航海での無事をお祈りして大きく手を振り見送ります







その後も地図を見たりして時間を潰しますが

余りの暇さにちょっと早めのお昼ご飯





当然昼飯も倹約、倹約　



ですがこの直前にトイレで財布を拾い届けたら、お礼のコーヒーの頂き物





お互い旅先で嫌な思いはしたくないだけなんですが

どうも気を遣わせてしまったみたいで恐縮です・・・






午後も只管ボ～～～っと海を眺めてリフレッシュ






余りにも暇なのでこの時間を利用して入浴タイム
　　






船旅は忙しい日常から完全隔離の素晴らしい空間


非日常の貴重な時間を満喫







お風呂上りで火照った身体を冷やすべく

デッキで寛いで居ると周囲が何やらざわめき出します





右舷前方に、何やら島が見えて来ましたね　オョ






デッキに居る方々は奥尻島だと騒がれてましたが

現在地を確認すると渡島大島みたい？





この後、早い・安い・旨いの晩飯を、船内高級グリルの入り口前で頂いて





再びデッキで夕日ショーを愉しみます





雲が少し広がりつつありましたが、初日の夕日はばっちりゲット！






日没後はいよいよ北の大地への上陸間近



船内放送で車両甲板へ降り立ち準備は完了





逸る気持ちを押さえつつ、ライダー達は下船の時を待ち構えます





着岸前の天気予報では　「小樽は晴れ」



舞鶴までの雨中夜間走行を頑張ったご褒美として当然の天気かと　






係員の誘導に従い「26年振りの北海道ツーリング」感動の瞬間





何故か雨粒がヘルメットのシールドにポツリポツリと当たり・・・






まぁ、想定内の出来事ですがね　





晴れ間に突然の通り雨みたいで、一時激しく降ったらしく

今はほぼ止みかけているみたいなのでそのまま走り出します





今夜の宿を目指し、すぐ近くの小樽駅へ





フェリーでご一緒した九州のGL1500乗りの方も

同じ宿に泊まられるらしく一緒に向かいます





小樽駅前の立地で一泊1500円　安っ！



しかもバイクはガレージに停めさせて頂ける





なるほど、小樽で人気のライハだけありますが

ビルの老朽化はかなり激しく、中の様子もそれなりの程度　





酒好きのオーナーさんとの宴会も愉しいらしいけど

今夜は小樽の街中で一人「上陸の祝杯」を挙げるつもりなので

荷物を置いたらそのまま街へと繰り出します






が、意外と開いてるお店は少ない北の繁華街小樽市





余り遠くまで足を延ばすと帰り道に迷子になりそうで

ついつい宿の近場で眼に止まった定食屋さんへ





店の感じからすると一昨年前？にねてるさんが入ったお店みたい


とりあえず酒の肴を注文して無事に上陸出来た事を喜びます　





好物のイカ刺しや、たこの唐揚げなどの軟体系でグビグビ






余り呑み過ぎるとこの後の帰り道が心配なので

程々で切り上げにして雨も止んだ事だし、小樽運河の夜景を観に行く事に　






さすが有名観光スポットだけ在りムードは抜群　


ただリア充の方が多く、少し悲しくなってその場から離脱






帰りは小樽駅を目標にして





22年前の冬、此処で転職情報誌を買った事を思い出しながら

トボトボと宿に帰ると既にお休みの方もみえますので

明日に備えオヤジも右に倣えで上陸最初の晩はオヤスミナサイzzz







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