雨後晴れ・・・るかも？

10月3日（土）　AM4:40　枕元の時計が鳴り出す前に目覚めます



昨晩も早めの就寝と在って目覚めは良好




カーテンをそっと開けて天気の具合を確認すると





日の出前でまだ暗い空ですが

好天を思わせる朝焼けが東側から




本州へと舞い戻った迄は良いが、現在地は東北は仙台の外れ

明日には家へと辿り着かねば為らない条件の下

今回の旅を締め括る数々のサプライズへ向けて

今日も元気に準備を開始します　　

　

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先ずはシャワーを浴びてサッパリしてから着替えを済ませ

仮眠していたらしいフロント係の若者を起こしてチェックアウト





AM5:45　まだ早朝で交通量の少ないR4を走り出します




晴天による放射冷却でキリリと冷える空気を切り裂いて


最寄りの東北道大和ICで高速道路へin





仙台から家までの距離は約800km


下道でも1日400kmずつ走れば普通に明日には帰れる

若しくは全て高速を使えば今日中にも帰宅可能な距離




しか～し、


旅を愉しみたいオヤジはそれでは満足出来ない～フガっ！



さて、どの様に帰り道を組み立てようか？と

昨晩酒を呑みながら部屋で作戦を練っていた時

twitterで繋がりのけんさんから

「よかったら埼玉を案内しますよ」と有り難いお誘いが





今年のGWに四国ツーリングからの帰り道

ストライクさんと一緒に紀伊半島方面へ向かっていれば

もしかしたら熊野でお会いしていたかも？との思いが在り

今夏、けんさん主催の「自由旅人同盟　夏の陣」に飛び入りで参加しようと計画するも

出発の朝に子供の突発的な都合により断念


「今年中にお会いする機会はもう無いかも・・・」と諦めていた処でこのお誘い



最初は初対面の方にいきなりご迷惑を掛けやしないか？と不安が少し有りつつも

無遠慮ながら、前々からお会いしたかった自分の気持ちを堪えきれずお願いし

埼玉県のコンビニで落ち合う約束をさせて頂いたので

少しでも早く到着せねば～と待ち合わせの場所までは高速利用








蔵王を横目に観ながら東北道の南下を開始




一時間程走ったら朝飯抜きでは流石に空腹に耐えきれず





吾妻PAのコンビニで朝食休憩


現在地から到着時間を逆算して貰える様

けんさんに呟きをして食事を終えたらすぐに出発



大和ICから埼玉県羽生ICまでは300km強


走り出すまでは「さすがに遠いな～」　と思ってましたが

高速道路だとやはり早い





出発から3時間強で栃木をほぼ通過


でも、やはり高速道路の走行はつまらない


「旅」では無く単なる移動の為の走りは

自分にとっては退屈で仕方なく、タダの修業の時間です



しかし今日はこの後のお愉しみが待っているんだ～

と心に鞭打ちアクセルを開いて走り抜け



一瞬「群馬県」の道路標識で、頭の中の地図がパニックに為りますが





直ぐに埼玉県へ入って、最初の目的地まではもう間もなく





ICを降りてコンビニへ入るとけんさんは既に到着済み





始めましてのご挨拶後、今日のお勧めルートを伺います




今回バイクでは初めて訪れる埼玉県

地図を見ても地理感が全く無く、何処が何処だか？まるで判って無いオヤジ


「ただ通過するだけなら高速の入り口まで街中を抜けて案内しますよ」

とけんさんは仰いますが、もう既に高速利用は腹一杯状態


初めて訪れる埼玉だし、けんさんお勧めの秩父ツーリングを即座に選択






早速けんさんの先導の下、羽生の街を走り出します



K84～R125～R17と繋いで先ずは熊谷市へ

日本一暑い街で有名なだけ在り10月に入ったこの時期でも暑い～


今朝出発した仙台との気温差は20℃近く


ヘルメットの中も次第に汗ばむ位の天候でしたね






R17からR140へ入ると、もうすぐ秩父の入り口





この先からは所々に渋滞ポイントが在るらしく

荒川を挟んで通る県道82へと入り





ツーリングに打って付けの山中の快走路を味わいながら

秩父名物らしい豚みそ丼のお店へ





この界隈で有名なのは「野さか」ですが、毎日凄い行列で

味は全く引けを取らない「ちんばた」がけんさん一押しのお店だとか





古民家風の建物の中に入り、注文はもちろん豚みそ丼


時間の都合で十勝豚丼を食べ損ねていたので丁度良かった～



炭火で肉を焼く香ばしい香りに、食欲を刺激されつつ暫く待つと





キタ～


味噌味の効いた豚肉を炭火で焼き上げたら

不味い筈が有る訳ありません！ウマいブ～！



食事中はけんさんとの貴重な時間な事も忘れ

無口になってワシワシと掻き込み完食




食後も秩父のツーリングは続きます





この日は好天のお陰か？沢山のバイクも走っています



余りこの地域に関しての知識が無いオヤジ

思い付く有名処としては「バイク弁当」の大滝食堂くらい





けんさん曰く「のり弁当の方がよっぽど美味しい」だとかシ～ッ


やはり皆さんご存じなのか？

バイク通りは多いのに、殆ど店前には停まって無し



食堂前をスルーしてループ橋を越えれば雁坂トンネルの料金所





現在無料期間中に付きそのまま通過

此処も無料の間に訪問して於きたかった場所で

まさか北海道の帰り道に走る事に為るとは思いも寄らずでしたね




長いトンネルを抜けて道の駅で休憩





秩父の山中で少しは気温も凌ぎやすい位までは下がりましたが

それでもまだこの時期にしては暑い程





クールダウンにソフトを舐めながらベンチでけんさんと

旅の話や、キャンプの話、共通の知ってるブロガーさんの話etc・・・


初めてお会いしたのに話題に尽きる事は無く

愉しい時間はあっと言う間に過ぎ去り、残念ながら此処からラストラン開始




R140を甲府に向かって下って来ると富士山もくっきりとお目見え





再び暑い盆地の甲府市内を抜けて食材の買出しにスーパーへ


けんさんはコチラで奥様のお土産用にぶどうを買われた後





次回はキャンプ場でご一緒しましょう　とお別れです



これまでブログを拝見して来て

「旅に対するスタンス」が自分と近しい物を感じ

そして人との出会いを大切にされるお方だな～と思っておりましたが

お会いしても実際その通りで、大変刺激を頂いた一日に感謝







そしてこの後、漢は精進湖ブルーラインを目指します





向かう先は朝霧高原


此処で今日「第5回　旅バイク祭り」が開催中



これまで第2回から連続して参加して来ましたが

今回は渡道と被り、諦めの呟きを舞鶴からratさんにしていたのに

まさかの展開で此処まで遣って来る事に為るとは思いも寄らず



荒れる太平洋の航海中にもしかしたら参加出来るかも？との想いが

けんさんの手助けのお陰で実現へと導かれました


これも、もしかしたら旅立つ前から決まっていたのかも







精進湖の脇からは目の前に富士山がお出迎え




R139へと入ったら会場のハートランド朝霧はもうすぐ


ですが、会場入りのその前に一仕込





北海道で入手したホクレンフラッグで黒王号をドレスアップ





この出立で入場すれば、きっと拍手喝采しながら涙を流して


「よくぞ無事に帰って来たな～！」


と歓喜の渦で出迎えてくれる筈～ムフフ





準備を終えハートランド場内に入り、いきなりratさんと遭遇


「やあやあ、やって来ましたね～！」

と出迎えられますが、飾り付けた黒王号への反応は今一つ





「受付は後で良いから先にチャチャっと設営済ませて！」と有り難いお言葉に甘えて

残念な宴会場がチラリと見える方へと向かいます




黒王号を空き地に止めた時、残念な宴会場からゾロゾロと人が出て来て


お～、来た来た！遅いよ～

えっ？ガムテはちょっと無いよね？



あれれ？　




まぁ此れまでの経緯を、呟きだけで観てたら

弥次喜多珍道中と同じレベルの旅と思われても致し方無い




無事帰った漢を皆で胴上げするべ～！




な～んてお出迎えは有るはずも無く





ヒッソリと牧草地の片隅に濡れたままだったテントを設営し

毎度お世話に為ってる残念宴会場へと荷物を運んで居る時




四国から日帰りで参加されたど変態ライダーさんが到着！





余りの変態振りに、小さなお子様までも駆け寄って見物する程の賑わい



登場のインパクトは完全に持って逝かれた哀しいオヤジガビ～ン





しかし、名峰富士山はそんな輩も暖かく平等に迎え入れて





無事此処まで辿り着けた事に感謝しながら乾杯～





この後は毎度同じながら愉しく呑んで





今やカリスマDJまで上り詰めたratさんの手料理を頂いたり






遥々関西から遠征されていた楽園会のイクさんが反撃の放火現場を目撃





程良い加減で酔っ払ってきた頃に

宣言通りこれから四国へ帰ると云う





ド変態ライダーを皆で見送りながら



イベントキャンプの夜は次第に更けて往き

最後は眠気に負けてオヤスミナサイzzz








10月4日（日）　AM5:50　起床


既に家を出発してから10日の日々が流れている日曜日の朝




昨夜は久しぶりに遅くまで起きて居た割にスッキリとした目覚め



やはり馴れた土地まで戻って来た安心感からか熟睡したみたい








ハートランド朝霧は富士山の西側に位置するため

日差しが差し込むのがちと遅いのが難点




テントが少しでも早く乾燥するようにザックリと拭いていると

その時、素晴らしいサプライズな出来事が　





これまで何度も朝霧高原へ訪れていましたが

これほど見事なダイヤモンド富士にお目に掛かったのは初めて



無事本州まで帰り着いた荒鷲を祝うが如くの絶景でした





そんな爽やかな朝を満喫するのも束の間

慌ただしく撤収＆朝食を済ませて他の皆さんより早めの出発支度


本来ならとっくに帰宅し、今朝は町内会の溝掃除へ出ていた筈のオヤジ


少しでも早めに帰ってカミさんに詫びを入れなければ後が怖い・・・





AM7:30　先立つご無礼をお詫びしながら朝霧高原を出発



途中、富士宮のGSで給油＆チェーンメンテを終えたらR1BPに乗ってバビュ～ン





掛川のコンビニで小休憩したら一気に浜松へ



と、ココで有ろう事かルートを間違えR1へどうやって戻ろうか・・・

って処でまつこさんに捕獲された～





この旅、最後のサプライズ



お昼ご飯までご一緒に走りましょうとR1へと戻るも

浜名湖BP手前で又もや痛恨のルートミスを仕出かす馬鹿オヤジ



弁天島手前で本来のルートに復帰したら

R23BPを豊橋方面へと走りラグーナテンボスでお昼休憩





以前はラグーナ蒲郡の名称でしたが経営に行き詰まり

長崎のハウステンボス経営会社が再建に乗り出して名称変更


その効果が早くも現れたのか、前に比べて結構な賑わい



混み合う店内で、これまでお気に入りだった天茶漬けのお店を探すも

どうやら閉店したみたいで見当たらず、仕方無しにお寿司を買って

テラス席でお話ししながらランチタイム



食後には、これからツーリングを愉しまれると云うまつこさんと此処でお別れ





オヤジは家路へと急いで帰らなければなりません





駐車場出口を、何時もは使わない南口から出て左折したら

何か景色が違うな～？と思ったら3度目のルートミス　ウッソ～




戻るのも面倒なので、この先で修正を加えてバイパスに復帰し





木曽三川を渡り、三重県へと突入





四日市まで来たらあともう少し


焦るな、焦るな～　で





PM2:20　帰宅





リターンライダー4年目にして9泊10日の長旅を此処で終えました



出発前までは本当に旅へ出掛ける事が出来るのか？

ドキドキ、ヒヤヒヤの日々を過ごしつつも運良く旅立てましたが

雨には祟られ、挙句の果てには爆弾低気圧まで来襲すると云う

此れまで経験した事の無いシチュエーションまで経験しながらも

当初に掲げた目標はほぼ成し遂げての締め括りには大満足






26年振りとなるバイクでの渡道


北の大地はやはり素晴らしく感動を沢山与えてくれました


ただ、この感動はこれまで廻った東北、四国、九州、其処彼処


全ての土地で同じ感動を味わってます




4年前の東北大震災を機に、再度バイクに跨り

「日本の各地を旅してみたい」と始めたキャンプツーリング



この肌でそれぞれの土地の匂いや風を感じながらここまで走って来ました




でも、未だ日本中全ての道を走り尽くした訳では無く


本土、本州四端を征したこれからも漢の旅は続いて往く事でしょう







今回の走行距離　3150.4km　（内高速利用　大和IC～羽生IC　311.7km）











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