雨後晴れ・・・るかも？

全国各地で記録的な猛暑と、それに伴う大雨災害が騒がれる2018年夏


そんな中、今年の盆休みツーリングの行先に選んだのはやはり東北






2012年を皮切りに今回で7度目となる訪問ですが、未走のルートはまだ数多く残り

そして東日本大震災で甚大な津波被害を被った三陸地域のその後の状況を

近頃報道では殆ど見かける事も無くなり、前回に走った2013年夏から

一体どれ程復興が進んでいるのか？自分の眼でしかと確認したいと思い

この２点を中心に今年の夏は太平側と内陸部を中心に巡って来ました


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８月１１日（土）AM0:10　家事を終え丁度寝室に入って来たカミさんと入れ替わりに起床


こうして時間を合わせないとワンコが悲しがるので此処からお出掛け作戦は始まってます



居間でPCを立上げ天気と道路情報をチェックすると途中で雨雲が掛かりはするものの

今日の幕営候補地となる福島県中通り周辺は晴れ予報で一先ず安心


でも国道23号で事故でも遭ったのか？桑名の長良大橋が通行止めらしい


まぁこれはその場へ行ってみてから考えるとしてバイクに荷物を積込み





AM1:10　自宅を出発


昼間の猛暑の所為でこの時間でも蒸し暑さが残る中、R23を愛知県へ向かいます


深夜で交通量も少ない中を順調に桑名手前まで


此処で対向車線にトラックを牽くレッカー車とすれ違い

もしかして通行止めの原因だった事故車両？と思ったら

どうやらビンゴらしく、長良大橋は何の問題も無く通行出来ましたね



愛知県へすんなり入る事が出来たら名古屋市内をパスする名二環へ


大治南ICから勝川IC間を走り春日井市へ入った所で路面はヘビーウェット





かなり激しい雨が降った模様ですが今は止んでおり助かりました



暫く街中の国道19号を走り、春日井ICから高速道路へIN





福島県までの距離を一日で走るのと、会津若松で寄りたい場所が有る為

今回は時間を少しでも稼げるようにと中央道を贅沢に走る予定



高速へ入り小牧東を通過して内津峠を越えた頃から霧雨が降り出し

長旅の初日から濡れ鼠に為ってしまうと後々匂って敵わんからと





虎渓山PAで今回の旅で最初のカッパ装着



出発前に確認した雨雲レーダーでは何処かで必ず着用する事だろうと

前以って諦めていましたが、まさか愛知県で早くも着る事に為ろうとは・・・


ブーツカバーまでキッチリ雨具の完全装備を整えたら急いで再スタート


で、ライダー有る有るの「カッパを着たら雨は上がる」の通り、直ぐに雨は止みますが

いちいち脱ぐのは面倒だとそのまま走り続けて長野県岡谷市へ





AM4:30　岡谷ICへ到着

この辺りでは再び路面は少し濡れており未だカッパを脱ぐには早過ぎか？



国道142号へ入り新和田トンネル有料道路へ





和田峠はこんな天気ですので当然雲の中だし、先日のキャンツーで走った時に

路面の荒れが然程改良されて無かった事も有るので手堅く此方のルートを選択


通行券をコンビニで購入すると１割引で買えるんですが

岡谷側だと少し反対方向へ走らねばコンビニが無い為

ケチなオヤジですが時間が勿体無いので現金で510円支払い通過





AM5:10　トンネルを抜けて最初のコンビニで初めての休憩



出発前に家で菓子パンを食べただけで小腹も空いて居たので





当然のからし明太子のおにぎりと今回はコーヒーでは無く

道中での水分補給用としてのお茶とごく普通の組合せ



小腹を満たし、道も乾いて来たのでカッパを脱いで佐久へと向かいます






今回、初日のルートで軽井沢を抜けるR18を走るか？

それとも富岡を抜けるR254を選ぶかで悩んでましたが

今日は時間が早いので渋滞も無かろうとR18を選択


思った通りで軽井沢の渋滞は全く無くスムーズに通過し安中市へ


途中でふと思い出して慌ててメーター表示を切り替えると





あちゃ～、7万㌔の記録を見過ごしてしまいましたね


市街地へ入った所で給油とルートの確認を行います

もう一つ悩んだのが日光を通過するR122と、掠めるR121

この何方を走った方が会津へ抜けるのが早いのか？


足尾の方は流れが良い道ですがその後の日光東照宮付近の渋滞が酷いので

未走でどんな道なのかまだ知らないR121を今回はチョイス





すっかり晴れ渡り気温もグングン上昇中の高崎市へと突入


一部道路標示に惑わされルートミスを犯しながらも市内を通過しますが

やはり街中は信号が多くてかなり時間が掛る事が判り救済ルートへ逃げ込みます





北関東道の駒形ICから高速へ入り、足利ICまでの間をワープ





此処からR293を経由して日光を目指して走ります


しかしこのルートは山間を走るR122に比べて流れが悪くかなり長く感じられて

渋滞覚悟で日光市内へ飛び込むのが良いのか？何とも言えない道でした






そんな道でも　AM9:20には日光のすぐ手前までやって来て

大谷川を渡ればもう渋滞箇所は無かろうとちょっと一安心


と気を抜いた瞬間、空からバラバラと大粒の雨が降り出します





慌てて空き地を見つけてカッパを装着！と、着ている途中から小降りに変わる雨


一度着たのを同じ場所で脱ぐのは漢の意地に掛けて許せんとそのまま走り出し

鬼怒川温泉を抜けて、川治温泉手前の人目に付き難～い駐車帯でこっそり脱いで





AM11:10　10時間掛けていよいよ東北の玄関口である福島県へと突入です


福島県での最初のミッション





会津田島に在る「ラーメンまりちゃん」にてソースカツ丼を調査せよ！


昨年、店の前まで来ては居たものの時間が無くて断念した場所

今日は丁度お昼時に合わせての訪問ですからバッチグー



タイミングも良く待ち時間無しですぐに着席





さて、会津のソースカツ丼では一番美味いと評判のその味は


確かにマイウ～


ソースは甘めの濃い味で、それだけでも充分美味しいんですが

一緒に添えて提供される辛味噌をチビリと付けるとまた味変になって旨い


半分はそのまま、残りは辛味噌を付けて大変美味しく頂きました



食後は待っている方も居られるので急いで退店





会津若松市内へと走ります



以前に会津若松鶴ヶ城へは訪問した時に何も知らずにスルーしてしまった場所へ





すぐ近所に在る飯盛山へ初訪問


駐車場をお借りするこちらのお店でソフトクリームを頂きます





日差しも強く暑い時間だったんで助かりましたわ～



日陰でペロペロして休憩したら、いよいよ目的地へ





目の前に現る長い階段


このクソ暑い中、アレを昇るのか・・・と少々弱気になっていると

その横には甘い誘惑の罠が手招きして待ち構えています





エスカレーターの料金は250円

しかし問題はその金額では無く、甘えた心だと自身を叱咤し漢は階段を選ぶべし！



さっき日陰で休んだ分を全て吐き出し何とか山上へ





なんでも此方は会津白虎隊が自決した場所だとかで

墓石が並び祀られてましたがそれには興味が無いオヤジ





振り返って会津若松の街を綺麗やのぅと眺めたら隣の目的地へ





会津さざえ堂


何でもお堂の中は螺旋状の造りで上りと下りが別々で擦れ違わない構造

江戸時代にこんな不思議な建造物が造られたなんて知ったのはつい最近



その中はと云うと





割と急なスロープを約4階分くらいの高さまで昇り

上にある短い通路を渡ると今度は下りのスロープに変わり

降りてくると入口とは反対の出口に出てくると云う造りで

螺旋状のお堂として国内に現存するのは此処だけだとか


まぁ珍しいモノを見せて頂きましたねぇ


さて福島でのミッション2ヵ所はこれで終了！

ボチボチ今夜の幕営地探しを始める事と致しましょうか





磐梯山周辺は涼しくて良い処ですが明日の行動を考えると

もう少し福島寄りの方が時間的に余裕が生まれるので

となると一番の場所はあだたら高原野営場が定石なんですが

これも最近知った情報によると場内バイク乗入れ禁止だったとか


となると設営が面倒だし、何より此処はトイレがちょっと劣悪な事も有り

今日は初訪問の水林森林公園へ向かう事に決定



R115の土湯バイパスを走り福島市へ入り四季の里のすぐ裏手に在る





PM3:35　水林森林公園の管理棟へ到着


管理人さんの話を聞くと此方も乗り入れはNGでゴミは持ち帰り

まぁ無料だし今更あだたら高原へ走るのも何ですから此方で受付を済ませ

サイトへ向かうと駐車場から堤防を登って下りて荷物を搬入しなければ為らず


こんな事ならあだたらの方がマシやで！　と思うもやはりアソコはトイレがのぅ・・・


きっぱり諦めて大汗流しながら堤防を越えて荷物を三度に分けて搬入



テントだけサクッと設営してから温泉と買い出しへ出掛けます





バイクで5分のあづま温泉へ


今日一日で結構な汗を搔いたんでお風呂に入れるのは有難いッス



サッパリした後は福島市内へ向かって買出しに往き





テントへ戻って来たのは丁度午後6時


早速初日のビールをプシュリ





出掛ける前に無かった大型のテントが3張り、目の前に建っていましたが

様子を見てるとどうやらパーティーを始める準備をしているではありませんか





しかも発電機まで用意して燃料を入れているし、これは大変な事に為って来たぞ～



もう長距離を走った夜に無用なトラブルを起こしたくないので潔く諦めてテントを移動


荷物を数回に分けて運び出し、やっとこさテントを固定した所で背後から

「引っ越しはもう完了しました？」　と突然声を掛けられ振り返ると





何と地元福島県在住のからくりみみさんが夜襲に来て下さいました


しかもキンキンに冷やしたサッポロクラシックや福島の日本酒や銘菓と

沢山のお土産を頂戴してしまい、この場をお借りしてお礼を申し上げます



みみさんとも彼是5年はご無沙汰しており積もる話も沢山あり

あれやこれやとお話してると愉しい時間はあっと言う間に過ぎて逝き

初日から嬉しいハプニングで今回も最高の旅を予感させる思いを胸に

早い時間に眠気もMAXとなりボチボチ今夜もオヤスミナサイ


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