雨後晴れ・・・るかも？

いよいよ4年振りとなる九州へと上陸する日を迎える早朝


昨晩は個室のお陰でグッスリ眠る事が出来て疲れも無し


久しぶりの訪問で一体どんな景色と道に出会えるのか？





心地良い朝の潮風に吹かれながら、期待に心を膨らませ


阪九フェリーのひびきは間も無く新門司港へと到着します



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4月27日（金）　AM5:00

レストラン営業を開始したとの船内放送を聞き、急いで階下へ


阪九フェリーでは到着する朝、船内で焼き立てのパンが食べられるらしく

どんなもんかと話のネタに前日に売店で予約したのを受取りに行く為です



ただ受取り場所を売店では無く、少しでも近いからとレストランにしたのが大失敗

朝食を摂る人の列が長く、受け取るまでの時間が結構掛かりましたね




まだほのかに温かさの残るパンを受取り、売店前にて販売中のコーヒーも購入し





一夜の巣穴まで持ち帰ってからゆっくりと朝食タイム


ハムチーズとチョコクロワッサンの組合せにしましたが

どちらもフワフワでまずまずな美味しさでしたね



食べ終わったら外の景色を観にデッキへ





九州は東海に比べてかなり西の為、日の出時刻は当然遅く

未だ陽が差してませんが、陸地はもうすぐ目の前に


そろそろ部屋で下船の支度をせねばなりませんなぁ




で、さっさと準備を終えたら





いきなり上陸


車両甲板のトラックがぎゅうぎゅう詰めでバイクを停めた場所への移動に苦労し

やっとたどり着いたと思ったら船首と船尾を間違えており、再度苦労して反対側へ


そのトラブルで慌てて荷物を括り付ける準備に追われ、撮影の事など忘れ

下船までの期待と緊張の入り混じったハイライトシーンの写真は無し





一枚写真を撮ったら、本日最初の目的地へ向かって早速出発～





新門司港から門司に向かって走ると、以前も確か在っためだかの看板


今回は別の場所でも目にしたけど九州はめだかの名産地？

何てつまらん事を考えながら走った先は





太刀浦コンテナターミナル


ココは一体何なん？と思われる方が多数かと思いますが

この風情など全く無縁で殺風景な処が九州最北端だと云われる場所


ホントはこの埋立地のもう少し先に在る角だけど




御覧の通り一般人では此処までしか入れず


と云う事で此れで最南端に在る佐多岬

最西端の神崎鼻に続き三つ目の九州の端っこをゲット


他には何も無い場所なんでお仕事の邪魔に為らぬ様、とっとと離脱




往路は道が判らず少し遠回りしてしまいましたが





新門司方面へ戻るのはカニ・カキロードを走り時間短縮


で、下船した埠頭を再度通過したら見覚えの有る景色が





懐かしいのぅと思い出しながらK25へ


小倉からもR10には入らず手前のK25へと左折しますが

その先から車が詰まって全く動かない渋滞に巻き込まれます


これでは先に進まんぞ～！　とUターンして今度はR10へ入りますが





此方も行橋方面は酷い渋滞アカン


前に走った時はこんなに混雑して無かった筈なのに

この4年間でかなり変化が有ったんですかね・・・



渋滞に嵌ったついでにと給油を済ませたら





少し先の苅田北九州空港ICから辛抱出来ず高速へ


今年から旅のスタイルを少し変えて、高速道路も適度に使いながら

現地での時間を有効活用しようと、渋滞する街中はパスする作戦





前々回に走った事のある行橋、中津はサクッと飛び越えワープ



此処から再びR10へ入り直して





次の目的地で在る国東半島を目指します


途中に在った宇佐神宮には見向きもせずに豊後高田の街中へ


道の横に在った昭和の町と書かれた看板には興味を惹かれ





一体何ぞのモノやろか？と寄り道


昭和の街並みが保存されてるのかと思ってたら





どうやら四国の大洲にも在った施設と似ていましたね


まぁ折角国道から入り込んだ事だし中へ入ってみる事に





子供の頃に見た記憶の有る物が処狭しと並んで居ます





昭和の家屋の居間が再現されてたり





映画館でこの映画も観たよな～

何て郷愁に浸りながら館内を巡り





隣の館内に在る怪しい入口へ



中は薄暗くよく見えませんでしたが





昭和の町の夕暮れ時を再現したセットが在りました


ちょっと想像していた施設では無かったけど

まぁ旅の思い出には成ったかな？てな訳で、まだまだ先へと走ります



暫く走ると海岸線へと景色が変わり





国東半島は未走の地域でしたので、どんな景色が有るのやら

駆け足ですがサクッと巡ってみようと今年はやって来ました



中でも良く見聞きするのが長崎鼻





春には菜の花、夏にはひまわりが咲き乱れる処らしいけど

今の時期はちょうど季節のはざまで残念ながら花は無し





その入口には正体不明な謎のオブジェが鎮座



いやはや、芸術ってヤツはどうも理解が出来ませんよのぅ




日差しも出て停まっていると汗ばむ陽気に変わったので





マグロ系のオヤジはズンズン先へと進みます



時間も10時を廻ったので休憩を挟もうと





半島の先端に在る道の駅にてソフトクリームでクールダウン


タコが名産の場所だけど腹が減って無いので冷たい物だけ頂いたら





半島の外周を走る快走ルートを気持ち良く流し

冨来の街から一旦内陸へ向かって入ります





目的はこちらの冨来神社


ツーマプにも表記が在りましたが何でも宝くじ運が向上するとかしないとか

もっとB級チックな神社かと思っていたら歴史も有り気な雰囲気でしたね



もちろん、貧乏くじばかり引いてるオヤジですから

たまには夢を見させて下さいます様、念入りに参拝


これで来年辺りには一発当てて早期退職

遊び惚ける楽しい未来が見えて来ましたね～



そしてココから快走広域農道を少し走っとこうと

バイク雑誌にも掲載されていたオレンジロードへ





この道路、路面も良くクネクネも楽しいですが何せ展望が効かないので

この地の景色を出来るだけ観ておこうと海岸線を走るR213へとすぐに戻り


ソロソロ時刻もお昼前と云う事で





磯萬　食べログで評価の高かった此方のお店へ

入店すると客は居らずオヤジだけポツンと一人

大丈夫か？と心配しながらお勧めらしい大分名物とり天とざるそばのセットを注文





天ぷらは独特のタレと辛子を付けて頂きますが、確かに美味しい

でもざるそばがちょっと残念な感じでしたね



お腹も満たされた所で次の目的地へ向け出発～





カラリと乾いた空気の下、海沿いを走るツーリングは心地良いモンです


しかし次の目的地まではちょっと距離が有るのと

別府、大分と大きな街を越えて行かねば為らんので





大分空港道路から大分道を走ってパスする事に



高速道路の交通量は少なく1時間程度で





此処までワープすれば渋滞も無かろうとの判断から

目的地最寄りの一つ手前の津久見ICにて高速OUT



暫く山中の道を走った後、佐伯の街から再び海岸線へ





この先に在る鶴御崎が九州最後の４端の一つ

取敢えず押さえて於かねば～！　と心も逸ります


手前から案内標識もバッチリ設置されていたんで

ココは楽勝と思っていたら途中で紛らわしい箇所でルートミス





それでも無事に目的地へと到着です



どうやら駐車場のすぐ先に灯台が在るらしい





バイクを置いて草の茂った道をテクテク３分ほど歩いたら

目的地らしき灯台が見えて来ました





人気が全く無く、灯台下の施設も閉ざされ朽ちる寸前の様子


4端の中で今朝の太刀浦を除き、ちょっと寂しい気がしましたが

左側に道が有り、どうやら端っこはもう少し先に在るみたい





う～ん、かなり細くて急坂の階段だし・・・


一瞬、躊躇いが心を過ぎりますが此処まで来たら先へと進むしか無い～



エッチラ、オッチラ、急な階段を下り、右手の切り立った崖にビビりながら





10分程歩いたら九州最東端の地へ到達完了！



此処で北海道～本州～四国～九州のそれぞれ4端の制覇をコンプリート


2011年にバイクリターンして7年の歳月が掛かりましたが

一つ自分にとっての区切りが片付いた気分ですのぅ



さて、下って来たからには登って戻らねばならず





今度は左手となる急峻な崖に再度ビビりながら階段を登って

駐車場まで戻り一息ついて居ると、バイクが1台入って来ました


やはりライダーは端っこ好きが多いみたい



さてと、ココで本日の目的地は全て訪問完了したし

ボチボチ幕営地を決めて明日のルートを決めねば！と

最新版のツーマプRを取り出し、rogankyo を装着して作戦会議



時刻は間も無く3時だし今からだと直川憩いの森公園ぐらいが妥当な距離だと判断

キャンプ場を決めたら電話確認する常識が最近やっと身に付いたオヤジ


本日営業している事を聞いてから出発です



佐伯の街まで往きとはルートを変えて走ろうとしたら又してもルートミス


おまけに北側の道は狭くて少し距離も長い様で往きより時間が掛ってしまい

佐伯の街中へ出て給油を先に済ませようとGSを探すも目当ての系列店が無く

　



かなり時間の無駄遣いをしてから地元のスーパーで買出しへ


やはり海沿いに在る地元スーパーは鮮魚が豊富に有って

お買い得の買い物を終えたらキャンプ場へと急いで移動






直川憩いの森公園キャンプ場


受付時間終了の午後5時リミットに何とか間に合いセーフ



今日は完ソロなんでバイクを場内へ乗入れして良いよ～と有難いお言葉を頂き





炊事場の屋根の下に停めさせて頂きサクッと設営完了！



このキャンプ場はロッジ泊がメインらしく、キャンプサイトは猫の額ですが

フカフカの芝生と平坦な地面に一人ぼっちなんで設営は楽勝でしたね




それでは隣に併設されてる温泉まで一汗流しに往きましょうか～





キャンプ場の隣に在るかぶとむしの湯


もしかして湯船にかぶとむしがごっつぅ浮いとったらどないしよ・・・


な～んて不安は当然杞憂に終わり、汗を流してサッパリしたら



もちろんこ～なる訳でしてぇ～





一人ぼっちなんで炊事棟も今夜は独占使用



それではスーパーでゲットした魚を頂きましょうかのぅ





美味い刺身で地産地消の有難味を存分に味わいながら

段々と陽が暮れ始めても一人の宴は続きます





隣のBBQ東屋の灯りは虫除け用に点灯



サラサラと流れる川音を聴きながら静かな夜も更けて逝き





九州上陸初日から最高の一日を終える事に感謝しつつ

明日からの走りに備えて今夜は早めにオヤスミナサイｚｚｚ



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