雨後晴れ・・・るかも？

5月1日（金）AM4:50

やはりロングツーリングの朝は

毎日決まった時間に目覚める体質の様ですね



起きると同時に、寝袋やマットをゴソゴソ片付けていると

何やら外からコソコソと小さな話し声が聞こえてきます



此処は公園内のキャンプ場なので、早朝から散歩の方が居るようですが

マナー良く静かに歩く人ばかりで気持ち良い朝を迎えました



そしてザックリ片付けを済ませ、テントから外へと出てみると・・・・・



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空は明るく天気は良さ気





思惑通り、雨雲からの離脱は成功した模様ですね


でも風が無かった所為で、テントが結露で凄い事に




吸水タオルでササッと拭き取りますが

日差しが未だ当たらず、乾燥撤収は無理だと諦め

朝飯のパンを頬張りながら幕の片付けを開始



今日は大事な予定地が目白押しなんで

少しでも時間の節約をしなければ為りませんから～




ワサワサと撤収作業を進め、ツーマプで本日のルート確認したら


AM6:40　キャンプ場では一番最初の出発です




　
お隣には老人ホームが併設されておりますので

朝の暖気運転も程々に、サクッと発進





R32を丸亀方面へ


朝の7時前とは言え、平日の所為か交通量はソコソコの中

流れの良い国道を流して向かった先は金刀比羅宮





まんのう町でR32から一本逸れた処の信号待ち

ふっと何気にタンクバックへ視線を落とした瞬間、凍り付きます










やっちまった～　




昨日、受付で手渡されたキャンプ許可証

早朝出発するなら管理棟のポストへ返却してと

それも自分から質問して聞いていたのに忘れてる馬鹿オヤジ


一瞬、郵送で送り返そうか？なんて考えますが

予約無しの飛込みで怒られた上に、この不始末は・・・・・




幸いな事にまだ時間は7時半と思っていたより早めだし

此処からだと往復で小1時間程

己への戒めとして献上する事にします





さっきまで気持ち良く流して来たR32を再び高松方面へ


公園へと到着すると、まだ管理棟には誰も来ていない様子





門の横からそ～っと入ってポストに返却完了



後で気付いたのですが、ポストに許可証は全く入って無かったけど

他にも既に出発している人も居たのに、一体ど～云う事かな？


確認する時間も勿体無いので其処はスルーしてとんぼ返り




予想通り、小1時間を無駄にして

AM8:00　再び金刀比羅宮へ





参道入り口のお土産物屋に駐車させてもらい

ついでに念の為、コレも借りて於く事に





体力が続かなかった時には助けてくれよ～


日差しも降り注ぐ良い天気で気温も上がりそうだなと

ジャケットは脱いで半袖Tシャツでスタートです




何でこんぴらさんに拘っているのか？と云うと・・・




時は今から遥か昔の32年前

まだオヤジが紅顔の美青年だった頃に修学旅行でこんぴらさんを訪問


当時は何の目的も持たずクラスメートとふざけているのが最大の楽しみで

この長～い階段を目の前にしたら、だるいし面倒だし


結局、途中まで登ったところで諦めて本宮までは未到達




そんな昔の事を、先日昔の写真を見て思いだし

今回、四国ツーリングの無事故祈願と

32年前の情けない自分の心とのお別れを決意しての再訪です





参道沿いの土産物屋はまだ早朝と在って活気が無い中

元気にテクテク歩いて石段へ





785段もの階段を、齢５０の運動不足なオヤジが果して登り切れるのか？



大丈夫！この日の為に毎日トレーニングも積んで来たし～フガッ

と己の心を奮い立たせて一段一段踏み締めて登ります





最初は重く感じた足も、途中から身体の暖気が済んだのか

300段頃には徐々に軽く感じ始め





約20分でアッサリと628段目の旭社まで辿り着きます



此処から登りと下り、それぞれ一方通行

本宮までもうあと僅かの階段を昇り





AM8:34　金刀比羅宮の本宮に到着


今回、登頂時間は30分とトレーニングの成果が如実に現れましたね


これで32年前の、まだ心の弱かった自分との決別を果たせました


そしてこの先、ツーリング道中の安全祈願をしたら展望台へ





少し霞んで見通しは程々ですが、良い天気で清々しい




意外とアッサリ到着してしまい、ついつい調子に乗るオヤジ


奥社まで往ってやるか～と思い、先へと進み始めます



この先から参道の様子が様変わり


時間が早い所為か？

人っ子一人居ない山道のような処を歩いて行くとイノシシ注意の看板が


何と無く辺りの気配も薄気味悪く思え始め

白峰神社へ参拝したら引き返す事に決定





余り此処で時間を費やし過ぎるとこの後行程が大変ですからね・・・



あとはズンズン階段を下りて参道沿いへと戻ったら

急に小腹が空いて来て、辺りを物色





店先でうどんを打っているのが眼に留まりコチラの店へ入店



修学旅行で生まれて初めて食べた讃岐うどんがすごく美味しく

それがうどん好きになった由来で、否が応にも期待が膨らみます





かけうどんの温玉乗せ


気無しに入ったお店でしたが思い通りの味で美味しく頂きました

お腹も満たされ大満足


さて次の目的地へと急ぎましょうか！とその前に

駐車したお土産屋さんで前約束したお買い物が残ってました



バイクは500円以上のモノを買ってくれと云われてますので

嵩の小さいあげうどんとサイダー合計550円分を購入





すだちの味がサッパリして喉を潤してくれました


汗も引いた処で、いよいよ出発です




AM9:50　金刀比羅宮を後にして昨日走ったR32を再び高知方面へ


空は初夏を思わせる青空が広がります





途中、一本脇の道に在る祖谷渓の「小便小僧」に気付かずあっさりとスルー

次回の宿題が段々増えていきます




大豊からは昨年走ったR439（与作）へと入り

早明浦ダムを過ぎた所の道の駅土佐さめうらで小休憩





トイレだけ済ませたら先へと急ぎます




R439のこの区間は快走ルートで流れも良いですが

時折意味不明？な速度制限が四国らしい




　ふつうセンターラインの無い区間は40k以下が普通かと・・・


実際の流れに合わせた規制は四国の良心とでも申しましょうか





暫く走って、R194との分岐を西条方面へ



この先で標識を見間違えK40へと入りましたが





走りたかった道では無いと、ツーマプで確認して引き返し

R194をもう少しだけ西へと走ります




すると、お目当ての道を発見




林道瓶ヶ森線

此処から1車線のクネクネ道を登り始めます




GWの四国でも道の途中に所々残雪が





それに先程までの晴天が、何やら雲行き怪しく為り出し結構寒い・・・



思わずグリヒのスイッチを入れて暖を取りながらもズンズン進むと





来た～っ！　


昨年の四国カルスト同様、青空では有りませんが

見通しは効いて絶景を拝む事は出来ましたね





登って来た東側はそこそこの天気でしたが

これから向かう石鎚山方面は雨雲が垂れ込めている状態





ですが、本日の最終目的地へと向かうには

此処を突っ切るしか手段が有りませんのでそのまま進みます





狭い尾根伝いの道を過ぎれば石鎚スカイライン

コチラは中央線も有る普通の良い道ですが眺望は全く無し



結局雨には降られず、そのままサラッと流してR494へ

ここで一旦逆方向のK212を走り

R33へと出たら松山方面へと舵を取ります




山を下りると再び日差しが戻ってきて暑い～

しかも時刻はもう昼を大きく回って小腹も空いてきた～



松山市内へ入る前に休憩しようと

AM2:40　道の駅天空の郷さんさんへ





何か目ぼしい食べ物は無いかな？と辺りを見渡すと

手作りパンの店を発見


早速店に入り並んで居るパンの中から一個だけ選んでお買上





この程度の量なら晩酌にも影響無かろうと

店の前でモグモグ頬張り、ご馳走様



腹も落ち着いたら、時刻は午後3時過ぎ

そろそろこの旅の最終目的地へと急ぎます



が、道を間違え松山市内の渋滞に飛び込んでしまい時間ロス


途中から適当に迂回してR317へ入り、道後温泉を通過

その勢いで一気に今治市内まで走ります



ついでに食材の買い出しも済ませて、走り出したその先は





しまなみ海道　今治北IC

何気に今年初めての有料高速道路利用

此処を通らなければ目的地までは辿り着けませんからね・・・





来島海峡大橋を渡り、先ずは大島を通過


九州ツーリングの際、毎回お世話に為っている

名門大洋フェリーもこの海峡を通過していますが

通過時刻は深夜未明の為、初めての対面ですね



橋上から覗く海峡は意外と狭くて

瀬戸内の島々の狭間を縫うように航行してる事を再認識



次の大島大橋が架る見近島では

愛知の蒼海さん主催でカブ主総会が開催されているのですが

原付・小型バイクでしか上陸出来ないこの島は

泣く泣くですが通過せざるを得ません



島を渡る時に橋上から「皆さん愉しんで下さいね～」と

心の中で叫んで頭上を失礼




そして、伯方・大島大橋を渡り終えると





今回の四国ツーリングでの最終目的地で在る伯方島へ



伯方島へ上陸する時には、胸に感慨深いものが込上げて来ましたね



昨年春のＢ計画でお会いしたimaokaさん

この伯方島に在住されておりましたが

昨年の夏に病気で急逝されたとブログ繋がりのganmodokiさんから連絡が



春のマキノではお元気そうで病気の事など全く知らず

「次回何処かでまたご一緒致しましょう」とガッチリ握手でお別れ


それが最後となっておりました




今までは「次回は何時でも訪れる」などと何気に考えていましたが

この件で、人生は一期一会である事を痛感


ただ、次にお会いしたかった心残りを昇華したくて

故人の暮らした伯方島で杯を酌交そうとの思いからやって来ました





伯方島ICを降りて、先ずは直ぐの道の駅へ





時刻は午後6時の少し前


だんだんと陽も傾き始めて来ましたが

明日の朝は早いので今日中に土産物を物色しておこうと

道の駅　伯方S・Cパークの販売所へ





が、既にこの時間は閉店

土産は諦めてキャンプ場へと向かいます



本日の幕営地は沖浦ビーチキャンプ場

様々な方のブログで紹介されている場所です


海岸へ出たら、PM6:00ジャストに到着




すると何やら見覚えの在るテントが東屋に２張りおやっ







何とカブ主総会が見近島から伯方島へ引っ越しされてました


蒼海さんとshummiderさんのお二人が1日早く伯方島に移動され

此処愛媛県まで自転車で来られた

茨城県のていじんさんは一足先に帰られたとの事


超変態　超鉄人にお会い出来なかったのは残念でしたが

お二人と偶然合流する事が出来た事に感謝




積もる話もソコソコに、早速設営だけ済ませ





申し訳ありませんがお二人も巻き込んで

伯方島のキャンツーライダーに献杯を捧げます





shummiderさんは昨年のGWに九州で、imaokaさんとご一緒されていますので

故人もさぞかし知った顔のオヤジが急に訪れての宴会に驚かれたかな～



鈴鹿の名酒を呑みながら愉しまれている事を願いつつ

場所は替われど何時もと同じ食い倒れキャンプの始まり





自分一人だったらしんみりとしてしまう処を

お二人がご一緒して下さり楽しい宴となりました


imaokaさん

私はもう暫く旅を重ねて日本の各地を訪れるつもりです

この先、何時の日か其方へ往った際には

オヤジのくだらない旅話を聴いて下さいね






お二人自慢のカーバイトランプの優しい灯りに癒されながら

あっと言う間に愉しい夜も更けて往き

今日の長距離移動の疲れも出て来て午後11時前にはオヤスミナサイzzz





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