朝食を済ませたら今朝は結露も無く乾いた幕を片付けて
お向かいに張られた隼乗りさんと談笑しながら撤収完了
天気は今日から下り坂の予報で
四国も午後を過ぎてから雨が降り出すらしい
念の為にウェザーニュースで今日の予報を再確認
お昼までは大丈夫そうだから四国からの離脱は午後1時の船かな～
この時、天気しか見ておらず風速には気が付いてません
AM6:30 サクッと荷物を積み終え
お隣のグロム乗りさんは結局起きて来られず
失礼ながら挨拶無しでキャンプ場を出発
雨が降り出すまでの貴重な時間を愉しもうと行動開始！
K12を吉野川に沿って移動します
最初の目的地である鳴門市までもう少し近いかと思ってましたが
まだまだ60km以上或る現在地
空は少しドンヨリとしていますがまぁまぁの天気
これならまず降られる事は無かろうとズンズン進んで
途中から近道のK228へとスイッチ
この手前で
明石海峡大橋2輪車通行止めの電光掲示をチラリと見ますが
まぁ大丈夫なんじゃね？ と構わず走り、本日第1の目的地を目指します
山中の県道を抜けたら、いよいよ
鳴門スカイラインの入り口へ
この手前からかなりの強風が吹き荒れて
ちょっとヤバいかも・・・ と思い始めますが
折角此処まで来た事だし、
このまま往ってしまえ～ と進みます
前の車に続いて走りますが、海沿いの箇所では危険な位の強風
今更引き返しても遠回りに為るので、そのまま突っ切り途中のPAへ
こんな天候でも数台のバイクが停車していますが
強風でバイクが倒されないか？恐々オヤジも停車し
鳴門海峡の景色をカメラに収めるも
白波立ってまるで台風が接近してる様相
此処へ長居は危険だと、早々に立ち去り先へと進みますが
拭きっ晒しの海上に掛かる橋上では命の危険を感じる程に
橋から落ちない様にハンドルを握り締め
なるべくバイクが安定する速度で慎重に渡り
とりあえず大鳴門橋展望台まで恐々進みますが
駐車場への進入規制も行われている・・・
此処まで来て、かなり危険な状況だとやっと気が付き
とっとと南海フェリーへ飛び乗り本州へ帰ろうと判断
徳島港を目指すべく、海沿いのK11を走り出すと
もの凄い海上からの風が吹き荒れて
道路上は砂と海水の飛沫でエライ事に
写真を撮ろうにもバイクを停めれば、即転倒間違い無しの横風に
半泣きに為りながら浮砂に足元取られぬ様、慎重に走り抜け
AM9:20 何度か訪れている徳島市内へとやっと辿り着きますが
予想通りの展開・・・
橋を渡れぬバイクが押し寄せ、チケット売り場は大混雑
現在どう云う状況なのか？バイクを停めて話を聞きに前へ進むと
2輪の乗船は１便当たり基本１５台
この天候だと欠航も有り得ます
と何とも無情なアナウンス
偶々前に停まられたセロー乗りさんの話では
瀬戸内大橋はさっきまで通行可能だったとか？！
一瞬オヤジの心にどちらを選ぶか迷いが生じますが
一か八か？ フェリーチケットを購入し、列の後ろへ並びます
8時便が出た後に並ぶ11時便待ちのバイクたち
オヤジが並んだのはこの遥か後方の４０台後
果して乗船出来るのか・・・・・
不安で押し潰されそうな気持でいる時
「こんにちは～」 背後から女性の甘～い声が
へっ？
mayさん、強風で髪型が大事故デス・・・
何と
チーム根無し草のお二人にココで遭遇
一昨日に伊予市で擦れ違って居るにもかかわらず
全く気が付かずに素通りしてしまいましたが
お導きの神様が四国最終地で引き合せて下さいました
あれやこれやと旅の積もるお話しで不安を打消し
気が付いたらお腹が減って居る事に気が付いて
一旦ターミナルへ入り、職場へのお土産購入と
意外と美味しいらしい売店の徳島ラーメンを頂きに
確かに噂通り、昨年訪れた有名店より美味しかった～
この後、１１時便到着までグダグダ時間を潰し
到着した船に乗り込む１５台+３台程のバイクを見送ったら
待機レーンでバイクを順番に前に進めてからまた２時間待ち
この時、てっきり
根無し草さんのお友達と思っていた
神奈川のMT-09乗りさんと、色々お話が弾んで苦痛な時間もあっと言う間に過ぎ
いよいよ運命の分かれ目と為る
１３時便が入港です
何度も数え直しましたが前の白隼軍団が乗船確約の１５台
その後に続くオヤジの順位は１７番目
１１時便出航後すぐに出された
「１６時便からは欠航です！」 のアナウンスに
諦めて瀬戸内大橋へ向かったバイクのお陰で
微妙～な順位まで昇格しておりますが
乗船できるまでまだまだ安心は禁物
近年稀にみる緊張感の下
縁起を担いでエンジンONで待っていると
ポツリポツリといよいよ雨が降り出した～
ドキドキドキ
前の白ブサ軍団が乗船開始した直後に
係員から切符を出せと言われて
やった～！乗船確定
これで家へ帰れる～ とホッとした後
ハッと我に返り、恐る恐る後ろを振り返ると・・・・・
手を振りながら
「裏切り者～！」 と口パクで呟くheizoさんとmayさん
思わず視線を合わせる事が出来ずに
ゴメンナサイ！
お先に本州へと帰りますから～
と心中で詫びつつ
ココでお別れなら写真を撮って於かねば
ウシシ
と振り返ってカメラを向けると
何やら嬉しそうな根無し草のお二人とMT-09乗りさんの顔
へっ？
兎も角、四国脱出の手段は無事確保出来たし
さぁ、これから和歌山港向け出港だ～
タラップを駆け上がり係員の誘導の下、乗船完了！
客室へ向かうと既に寛いでおられるチーム根無し草＆MT-09さん達と
無事に乗船出来た事を、お互い喜びつつ船は出航～
mayさんに
「イトメンさん、裏切りましたね」 とチクチク責められながらも
まぁまぁお互い無事に本州へ戻れて良かったですね と
無理矢理に、話をはぐらかしつつ
何でもこの後の16時便が欠航となった為
お情けで10台程度が追加乗船出来たとか
しかし無事フェリーに乗れたとは云え、この悪天候
徳島港を出た途端に猛烈な揺れが始まり
乗客の殆どが客室で横になって遣り過ごす状況に
このまま起きていても船酔いしそうになったオヤジも
この先の体力温存と、皆さんと同じく横に為り
少しウトウトして居たら、フェリーは和歌山港へと到着
未だ此方は四国ほど天気は有れていない模様にホッとしつつ
車両甲板へ降りて下船の準備
一時はどうなる事やら？気を揉みましたが
何とか本州まで辿り着きました
此処から大阪のshummidarさん宅へ向かわれるチーム根無し草のお二人と
また何処かでお会いしましょう とガッチリ握手でお別れしたら
和歌山市街を抜けて、家路へと向かいます
毎度お馴染みの阪和自動車道
和歌山ICまでの渋滞を
我慢しながら走行して、その先から京奈和道（無料区間）へ
もう此処まで来たら走り慣れた道
後は雨雲に引っ掛から無いか？だけでホッと一安心
遅い車に前を阻まれながらも
五條ICまで来たら何時もの下道へ
此処から吉野を抜けて家路へと向かいます
最近何度も走り慣れた道に出て
今回の旅をボンヤリと振り返りながら走っていると
突然目の前に現れる
京奈和道 五條北IC
また遣っちまったか・・・
吉野へ抜けるには途中でR370へ右折するのを
ボ～ッとして見過ごしてしまいましたね
まぁこちらからでも帰宅は出来るからと構わず進むと
予想していた通りに
橿原市まで断続的に続く渋滞区間
おまけにポツポツ雨も当りだしたし
この先どうする？
R24BP入り口に在る
「橿原市内渋滞 2km」の電光掲示板でスッパリ決断
「停滞より、遠回りでも前へ進む」方を選択
R309を吉野方面へ
背後から忍び寄る雨雲を振切ろうと吉野の山を抜け
大宇陀から名阪国道の針ICを目指します
此処でガソリンが空と為り、針TRS横のGSにて最後の給油
ここまで来れば家は2時間も掛からぬ距離
しかし、これからオヤジの苦手な夜間で雨の心配もあり
最後にもう一度、気を引き締めてから名阪国道へ
ここで、いきなり
「この先、雨注意」 の電光掲示
どうやら雨雲は廻り込んで三重県に掛かっていたみたい
道路照明の少ない名阪国道で夜の雨天走行は
何度か此方の存在に気が付いていない車の
危険な割込に遭いヒヤリとしつつ三重県入り
鈴鹿の手前辺りで無情にも雨は本降りと為り
今更カッパは着るのも何かと、そのまま突っ切り
自宅近所のコンビニで最後の写真撮影
この頃には雨と合わせて風もかなり強まり
コンビニ建屋を風除けにしての旅の締め括り
2016GWツーリングは最初と最後は雨でお終い
直前に起こった熊本地震で、急な行先変更でしたが
此れまで余り走って無かった山陰山陽の中国と
四国での宿題地域を熟す事が出来て
大変満足が行く旅と為りました
今回の走行距離 2175.4km （内高速利用 35.4km）
ポチッとお願いします！
にほんブログ村
あなたにおススメの記事