AM5:10（木）
テントから外へと出てみると昨夜ほど激しくは無いものの
未だに暗い空からシトシトと降り続く雨
かなり纏った雨が降ったみたいでキャンプサイトはほぼ水溜り
屋根の下に設営して無ければ水没していたかも？
おや？
トイレの傍に昨日は居なかった車が見える
雨に濡れぬ様に小走りでトイレへ向かい用を足した後
そっと車の様子を伺うと、どうやら車中泊の方みたい
炊事棟を占拠した事が迷惑に為って居なければ良いのですが・・・
戻り際にふと看板が目に留まり、よ～く見てみると
あちゃ～、遣っちまったか・・・
昨日は雨に打たれて疲れ果て、注意書きには全く気が付かず
今更ですが慌ててサクッとテントを片付けます
ザックリ撤収を済ませたら今日のルートはどうするか？
ツーマプ with Rou眼鏡
雨の日は途中で地図を見るのが億劫なんで
雨を凌げる此処でしっかりと作戦会議
目的地は出発前にほぼ決めていたので
どのルートで向かうのか？メモ帳に書き留めて
この先も雨は弱まりそうもないし・・・
まぁ、この天気は家を出発する時から判って居た事
目的地方向も
雨雲本隊が待ち受けて居るようですが
雨降り上等～っ！
AM6:50
「来た時よりも美しく」 がキャンパーのモットー
放置された空き缶を拾い、一晩安らぎを与えてくれた場所に感謝しつつ
回遊魚オヤジにとって此処で沈没するのは死を意味するとばかりに
湿ったままの雨具を再び装着、気合を入れて走り出します
真っ先に向かった処は昨日買出ししたコンビニ
ゴミ捨てのついでに朝ご飯を調達し
店の軒先で雨を凌ぎつつのモーニングタイム
お腹を満たしたら、いよいよ2日目のスタートです
ところが、ココで一発目の失敗
日本海沿いを走るつもりが何故か豊岡方面へ
まぁこの天候では海沿いの道を走っても良い事は無いと諦め
少し遠回りですがR178経由で
餘部へ
雨は小降りの中、最初の目的地である
餘部橋梁に到着
あれ、ごく普通の高架橋じゃね？ ウソ？
今から遡る事、約30年前の第1期ライダー時代
鳥取ツーリングの際に観た旧橋梁は驚く程の高さに思えましたが
現代ではもの凄い高さの高架橋を眼にしている所為か？
それとも当時は貧相な古い鉄橋が余計に危うく観えていただけなのか・・・
今の橋梁は、ごく在り来たりな鉄道橋にしか見えず
ちょっとガッカリして足早にこの場を通過
暫く兵庫県を走ると間も無く鳥取県へと入りR9へ
鳥取砂丘は何度か訪れているのでスルーして鳥取市内へと入ると
左折車線で
鳥取道の標識が何気に目に留まり
何も疑わず、それに従う無垢なオヤジ
地図を見てれば間違いに気が付くだろうに
雨の中での走行は全てが億劫で迷走を招く結果に
途中で
「んっ、方向が違うな？」
と思って適当なルートで復帰を試みるも
オヤジの旅はこんなモノ・・・
此処でかなり時間をロスして、やっとこさR9へと戻り
日本海沿いのルートは徐々に荒れ始め
雨に増して風が強まり、真っ直ぐ走る事も間々為らない状態
そんな中、山陰道無料区間へ入ると同時に強雨に遭遇
ついにおパンツまで浸水し、堪らず羽合PAへ避難
ハワイ なのに気温も低く、震えながらの小休止
併設の
コンビニ ポプラで何か温かい物でも、と思うも
手が悴み財布を出すのが億劫な為トイレだけ済ませて直ぐに出発
米子東で山陰道からR431を境港方面へ
増々強まる風雨に横倒しされそうになりながらヨタヨタと走り
AM11:00
「無料」の看板に釣られて市役所駐輪場へ停車
小さいですが屋根が在るだけまだマシでしたね
寒さに震える指で目当ての場所をスマホで検索すると
此処から歩いて10分以上は掛かるであろう距離との表示
しかしこの天候の下で新たな駐車場を探す気力はもう既に無く
雨の中をカッパを着たまま歩いて移動を開始
ほぼ検索通りに
水木しげるロード へ到着
先ずは妖怪達の銅像にご対面
しかしこの写真を撮影している時も
強風で商店街の看板が飛んで逝く状況
堪らず撮影もソコソコに、アーケード下へと避難
ホッとした処で空腹だった事に気が付き
ブログネタだとこの店だよな～
この時点でオヤジの身体はもう極限状態
ブログネタより今を生存する事が先決だと
普通～に美味しそうな３軒隣りのラーメン屋へ飛び込みます
牛骨ラーメンってこれまで食べた事は有りませんでしたが
滋味溢れる醤油系ラーメンで身体の芯からポカポカに
こんな天気で客はオヤジ一人でしたが
このラーメンは美味しかった～
もうこの時点で既に心はポッキリ折れて
今夜の天気は快復しそうに無いと判った時点で宿を検索
出発前から長旅中は急な天候悪化で
１泊位は宿泊有りかな？と思っていましたが
早くも２日目にして
緊急避難カード発動に為るとは・・・
何やら昨年末の北海道ツーリングと似た状態？と思いつつ
とりあえずは濡れた装備を乾かすのが先決だと
楽天トラベルでお値打ち宿をポチッ
今夜の寝床が決まった時点で肩の力が抜けて
店を出てから記念館なんかも覗こうかと思いますが
次の目的地まで掛かる時間を考えるともうタイムUP
再度カッパを羽織って市役所まで戻り妖怪ロードから離脱
途中に在る名所
江島大橋（ベタ踏み橋）
此処でもバイクから離れたら風で倒れそうで
道端から撮影した１枚のみで慌てて通過
吹き荒れる横風に恐々と橋を渡って松江方面へ
この先でも
松江だんだん道路の標識に釣られて宍道湖の東側へ出てしまい
R9で新たな
AEONモールの開店渋滞に巻き込まれながらも
PM14:00
出雲大社へと漸く到着
GW前の平日でこの天候
超人気スポットも今日は閑散としております
此処へ参拝するまで下調べも無しの無礼なオヤジ
２礼２拍手１礼かと思いきや隣の方は
２礼４拍手１礼されてる
今後は参拝の作法も前以って調べておかなければ・・・
縁結びのお願いは関係無しかとすっ飛ばし
この道中の安全とその他諸々をお願いした後は
営業中のお店を探して
名物を頂きます
雨風に打たれて再び冷え切ってしまった身体
本来なら暖かいメニューを頼みたい処をグッと堪え
出雲蕎麦３種盛り
うん、たぶん美味しいと思う・・・・・
余計に冷えてしまった身体に温かい蕎麦茶を流し込んだら
今日の予定は是にて終了！
この時点で時間はPM2:50と少し早めですが
予約した宿へと向かって宍道湖西側のR431から松江市へ
チェックイン予定時刻まで30分程時間が在るので
すぐ隣りの松江城へ寄り道します
コチラも
休日前＆雨降り＆夕方の三拍子で
ガラ空きのお城公園を散策して
天守閣を写真に収めたら濡れたウェアを脱ぎたくて
ソソクサとホテルへ向かって急ぎます
松江城のすぐ傍に在る
サンラポー ムラクモ
ビジホだと思って予約したら式場も在るシティホテルでした
濡れ鼠状態で小汚いオッサンとバイクですが
立派なエントランスの真ん前に駐輪してチェックイン
指定された3階の部屋へ向かうと
結婚式場のフロア
中庭を眺めながら先へと進み
１２畳、床の間付きの和室シングルルームがお出迎え
ヒッ？
一瞬、金額を間違えて予約しちまったか？と不安に為り
楽天メールを再確認しましたが合ってるみたい
なら、濡れた装備を全部乾かしちまえ～
高級シティホテルの部屋でもオヤジに掛かれば
ものの５分であっという間に
ライダーハウス状態
和室はやはり羽根が伸ばせて寛げます
一旦着替えて松江の街中探検へと繰り出す事に
此処は運河なんでしょうか？
観光客が小雨の中を遊覧乗船
そこからアーケード街をプラプラと歩いて
ホテル近くのお店に吸い寄せられて
今日も１日お疲れ様～
でも余りに小さな中ジョッキ
鶏肉大好きオヤジはメニューに釣られて
大山鶏岩塩焼きをオーダー
おっ、旨そう～
しかし一人で食べるには量が多過ぎて
他のメニューを頼む事が出来ず
瓶ビールを2本追加で呑んだら退散して
結局、何時もと同じ部屋呑みタイム
やはり馴れない外呑みより此方が寛げるチンケなオヤジ
TVを観ながら明日のルートを念入りに調べ
キッチリと道順をメモ帳に書き留めたら
焼酎の酔いと、雨に打たれ続けた疲れからか
トイレとは別のお風呂でサッパリしてから
フカフカのお布団へ包まり、早めの時間にオヤスミナサイ
zzz
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