2013夏 東北ツーリング5日目

いぃ爺ライダー

2013年08月29日 13:46

8月14日(水) AM4:40 起床

旅も5日目となり、朝の目覚めも一定のリズムが生まれてきた模様

テントの外は薄明るくなってきました
















 






今日も一日晴れてくれますように~


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昨晩は曇っていましたが、今朝は空も青く澄み渡り快晴の様子

しかし昨日も風が無く穏やかな夜でしたのでテントの結露が凄い事に






















まだ朝靄の残る中、タオルでフライを拭きながらランチパックで朝食タイム

暫くして、お隣のジェベル250にお乗りのホッカイダーさんも起きだしてきて

撤収を始めますが手際が良くて速い!

アっと云う間に出発されていきました






















コチラは少しでもテントを乾かそうと思ってのんびりしてましたが

お隣さんにつられて撤収完了

今回お世話になった種山高原星座の森キャンプ場

フリーサイトは一人@200、薬草風呂@200で合計@400

地面にうねりが在って平らな場所はやや少な目ですが

トイレ、水場も綺麗で良い処でした



AM6:30 受付に利用札を返却後、キャンプ場を後にします

山道を下ってR397~R107へ






















今日は陸前高田から沿岸沿いを廻る予定です

流れの良い山間の国道を暫く走ると、半分だけ残った鉄橋が・・・

通り過ぎてしまい、少し先のコンビニへ停車し周囲を見渡すと

建物の基礎部分だけがちらほらと目に入ります

海はまだもう少し先の筈ですが・・・・・






















心を落ち着かせるため缶コーヒーとおにぎりを食べてコンビニを出ます



走り出しても目に入る光景は何もない原っぱ

草に埋もれた中にはコンクリートで出来た基礎部分

やたら砂埃の多い道路になってきたら崩れた大きな堤防が見えてきました

堤防手前に「奇跡の一本松駐車場」の看板が有りバイクを駐車























道路を横断し海岸へ歩いていくと、其処に立っていました



今回の東北ツーリングへ出発する前は

「奇跡の一本松ってどうも行政機関が立ち上げた幟みたいで何だかな・・・

そんな物に貴重な復興予算が必要なのか?今一つ理解しにくいし、ここはたぶんスルーだな」


などと思っておりましたが

この建物の基礎部分だけしかない荒涼とした「元市街地」に脚を踏み入れた途端

そんな考えは忘れていました



カメラのシャッターはやはり押す事が出来ずに

海を背にポツンとそびえる一本松と

その後ろに横たわる港湾施設の残骸に、ただただ黙祷を捧げるだけでした



此処を訪れる前の自分の考えと同じ意見をよく耳にしていますが

実際の被災地現場に立ってみると

お金の使い方云々よりも被災された人々の心の拠り所

昔から苦難な状況に追い込まれた人間は「旗」を立ち上げ

その「旗」の元に集い、団結しその状況から抜け出そうとしてきた歴史が連綿と続いています

大変な苦難を前にした時、「象徴」となる何かは必要なんだと考えを改めさせられました



ここで気が付いたのが直ぐ脇に在る小高い山(丘?)の造成工事

津波で流された場所は手付かずでしたが此方の工事は急ピッチで進められている模様でした

「以前と同じに戻す」よりも、「津波に依る被害が防げる場所」へ新たな街造り

確かにこちらの方が今後の為にも有効だなと思いました


駐車場へ戻り、整理に当たっている警備の方にご挨拶して次の地点へと向かいます

R45から気仙沼の市街地に向かう道へ

入って直ぐに目に飛び込むのが元街中に座礁した「第18共徳丸」

何人かのライダーが船をバックに撮影していました

この船も近々撤去されるような報道が先日流れてきましたね



プレハブ造りの食堂や居酒屋を横目に進むとすぐに気仙沼港

此処は陸前高田と比べると僅かですが人々の営みが戻りつつ在る様に感じられました

昨日の釜石付近のスーパーと同じく

東北の被災された方々は一歩一歩前に向かって進んでおられます

自分もいつまでも心を痛めるだけでは無く

同じ様に前に進んでいくしかないんだ、と改めて考えさせられました


バイクを停めて暫く港の様子を眺めた後、再びR45へ戻り南下

南三陸町の防災庁舎で手を合わせた後、国道沿いに在る仮設店舗のセブンイレブンで小休止






















ここからR45を逸れ女川方面R398へ入ります



ここまで晴天でしたが左程気温は上昇せず

女川方面へ逸れた時点で一層ひんやりした空気に変りました

暫く走ると霧が発生






















もしかしたらこれが噂に聞いた「やませ」なんでしょうか

途中で出た海岸沿いでも発生していましたね






















未だに多く在る仮設住宅の横を通り石巻まで到着

この辺りからグングン気温が上昇

時間も11時前となり、2日間に亘る「三陸沿岸部の現状確認」はここで終了とします



石巻市街の渋滞を抜け矢本石巻道路~仙台松島道路へ

道路の気温計表示は35℃!

水分補給とお昼御飯の作戦を練る為 春日PAにピットイン






















「疲れた心と身体に栄養補給を!」と仙台名物「牛タン」のお店をスマホで検索

スマホのナビに登録して出発

東北道泉ICで降り中央区へ

選んだお店は店舗数ナンバー1の「牛タンの利休 泉北店」






















お昼時と重なり、店の外で1時間程待たされた後

来た~























初めてで余り良く判らず、ちょっと張り込んで「牛タン極み四切れ、とろろ付き」

タンの厚みが す、凄い~






















先ずは一口、パクッと

「美味しい~」

ガツガツと頂きますが、後半苦しくなってきて追加のとろろも余分でしたね

オヤジの胃袋には3切れで充分だったかも

満腹になりお店を出て再度東北道へ



国見ICを過ぎてから渋滞に巻き込まれ福島飯坂ICでOUT (暑``い~っ!)

ホントは和屋でラーメンを頂く予定でしたが先程の牛タンが消化出来ずに諦め

店の前を通り過ぎて


ライダーズピットのまるせい果樹園さん

丁度同じタイミングでバイクが3台入って来ました






















袖ヶ浦からお越しの方々で少しお話ししながら隣の店舗へ移動

まるおくさん、お見えでしたが接客中でお声が掛けれずそのままピットへ戻り水分補給



余りの暑さにフラフラと磐梯吾妻スカイラインへ涼みに行きます






















高度を上げると気温も下がり快適~


ですが、何やら雲行きが怪しくなってきました
    

今回も結局絶景は望めず、降られる前に退散します



土湯方面へ下って往くと晴れ間に出ましたね

レークラインに入り秋元湖をパチリ






















この時点でバテバテで設営する気力はゼロ って事は

往きと同じくライハ風来坊へ飛び込んで






















東北最後の夜もこ~なる訳でした・・・・・


本日の走行距離 401.3km (内高速利用 石巻河南~福島飯坂130.8km)


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