4月30日(月) AM6:00
出発前に見た週間予報では5月1日までずっと晴れ続きだったんで
安心し切って今日まで天気予報は一切確認していませんでしたが
空一面をびっしりと覆う、鈍よりとした厚い雲
てっきり今日も朝日を拝んでのスタートだと思いきや
何やら今にも降り出しそうな感じで慌ててトイレへ
用を足してからテントに戻ってスマホで確認すると
見た通り、そこそこ大きな雨雲が此方へ近付いてるではあ~りませんか!
これは最悪雨撤収に為るかも?と、急いで朝食の準備に取り掛かります
外でガサゴソしていたらganmodokiさんも起きて来られ
空の状況をお話して二人とも撤収作業を急ぐことに
とその前に先ずはモーニングコーヒーを頂いてから
今朝のメニューは我が家の家訓に従い
イトメンのチャンポンメンを見つけたら必ず買うべし
御爺様から常々言われ続けたお言葉をキチンと守るオヤジ
お湯を沸かしている間に昨日撮り忘れたキャンプ場の炊事場廻りをパチリ
洗い場は一つだけでしたが小人数だったんで問題無し
ゴミ捨ても可能だし廃材は無料で温泉も1回入れて料金たったの
600円
管理人のうめちゃん御自身がバリバリのキャンツーライダーなんで
自身の経験からこんなキャンプ場なら良いな~と思っての設定だとか
昨日は真っ暗で誰も居ないと思っていた後ろの小屋は
今朝は室内に明かりが点いててコチラはライハ仕様なのかも?
向こうに見えるトイレも大小一個づつでしたが水洗で洋式なのは大助かり
いやはや、ライダーズ野営場と名乗るだけ有って
設備は最小限ながら痒い所に手が届くキャンプ場でしたねぇ
出来立てで熱々のチャンポンメンをハフハフ啜りながら
今日のルートをganmodokiさんと話しながらご相談
その後は結露で濡れたテントをザっと拭き上げ、AM7:20に撤収完了!
さっき教えて頂いたルートをツーマプに記して頂き
お世話に為りっぱなしでしたが次回また逢う日を約束したらお別れです
ムルティエンデューロで颯爽と走り出すganmodokiさんに続いてオヤジも出発
ギリギリ雨には降られず済みましたがこの先はどうなる事やら
ハラハラドキドキしながらR267を人吉方面へ向かって走り出します
今回、人吉でも何ヵ所か訪問するつもりでいましたが
市街地へ入る手前でポツポツと雨が降り出してきて
此処で時間を費やすと雨雲本体に追い付かれると云う事でスルーする事に
R219を八代方面へ左折したら球磨川沿いのルート
此処を少し走った所で対岸の県道へ入ると
運が良ければSL人吉号と並走出来るかも?と
折角アドバイスをして貰いながらも降り出した雨に気を取られ
曲がり角に気付かずに、通り過ぎてしまう大失態を犯しますが
未だ朝早い時間なんで結局SL人吉号は走って居らずセーフ
滔々と流れる雄大な球磨川を左手に眺めながら
降ったり止んだりを繰り返す雨の中を八代市へ
R3を熊本方面へと右折し八代IC近くで給油してから
道の駅北竜にて小休憩
此処まで来て、どうやら雨雲から逃れる事が出来たみたい
天気も回復したところでツーマプを広げてルートを選び直します
R3は以前も走ってるし、地図で見た良さ気なルートを選択
九州の長閑な山間の道を爽快に駆け抜け
朝方まで此方も強い雨が降っていたらしい痕跡を横目に見ながら
K32からK105と繋いで震災で甚大な被害を被った益城へ
農道を走っている分には全く震災後を感じる事無く
日陰に残る水溜りに気を付けながらズンズン進み
そして本日最初のお目当ての道へ
広域農道の
マミコゥロードへ
阿蘇周辺では割と有名な農道ですから当然ご機嫌快走なルート
先に在る吉無田高原まで気持ち良く走ったら
その先に在る本日お目当ての第一番の地点へ到着
2013年に走った時にはこんな名称は未だ付いては居らず
憧れのケニーロバーツが愛する道なら走りに行かなあかんやろ!
って事で今回は2度目の訪問です
前回も休憩した展望所には確かに新たな看板が
コチラに在った看板の脚は普通の鉄パイプ製だったんで
フロントフォーク製のは多分阿蘇側の展望所なんですかのぅ?
写真に収めたら早速ケニーの愛する道を走り出します
気持ち良い空いたクネクネ道をのんびり自分のペースで楽しみながら
南阿蘇へと下って往くと展望所の駐車場には溢れんばかりのバイクが
これでは中に停める事も難しかろうと通過し、少し下った所の砂利駐車場で停車
この景色を観ると阿蘇へ再び戻って来た感慨も一入ですのぅ
暫く景色を愉しんだらソロソロお腹の虫が騒ぎ出し始めたんで
南阿蘇の食事処でランチを頂く事にしましょうか~
途中で赤牛がのんびりしている景色を横目に見ながら
訪れたお店はツーマプ九州・沖縄版にも掲載されている
田楽奥阿蘇
旧~い茅葺の家屋ですが熊本地震にも耐えたんですねぇ
開店間もない時間で一番最初の客でしたから一人で囲炉裏の席を占有
殆どが炭火で焼くメニューの中で選んだのは
阿蘇地鶏の炭火焼定食
赤牛も勿論メニューに在りましたがさっき見てしまったんで可哀そうになり此方をチョイス
大きな切身の親鳥なんで噛み切れるか?不安気な顔に気が付いたのか
食べ難いだろうからこれで切りんしゃいとオバちゃんがハサミを渡され
ジュウジュウと地鶏を炭火で豪快に焼きながら頂きます
そういえば名物料理のだご汁も今回初体験で頂きましたね~
釜で炊いたご飯もお代わり自由で
どんだけでも食べてけんろ~と勧められますが
小食オヤジには一回だけのお代わりで満腹でした
美味い料理と厚い人情に大満足して店を出るとジリジリと射す日差しは夏の様
木陰で準備を整えたら次の目標地へと向かって走り出します
阿蘇は今回で3度目の訪問ですがまだまだ観ていないスポットが多く
行ってみたかった場所を目指しR325からR265へ
途中のクネクネ道を上った所で右に逸れて林道へ
現在ツーマプから掲載を外されてしまってますがこの道で間違いない筈
舗装林道を暫く進むとお目当ての橋が現れました
阿蘇望橋
明治位の建造物かと思ってたのに、意外や結構新しい造り
帰ってから調べてみたら完成後20年も経っていない事が判りちょっとガッカリ
この時はそんな事とは全く気が付かず
橋を渡った反対側の駐車場からパチリ
さてと今回の阿蘇での目的地は以上と云う事で
日差しに照らされ火照った身体を冷やすついでに
震災復興支援に僅かでも協力出来ればと此処でお土産を購入しとこうと
最寄りの
道の駅 波野でソフトクリームを食べてクールダウン
乾きが落ち着いてから売店で土産物を買って宅急便で送る手筈を済ませ
県道からミルクロードへ
ここから大観峰に向かうか?とも一瞬考えますが
少し雲が掛かって来たのとGW中の大混雑を嫌って
やまなみハイウェイを湯布院側に走ります
何度来ても阿蘇の眺めは何処も彼処も素晴らしく
天気の良い日は最高のツーリングルート
定番の撮影ポイントにも順番待ちの人達がいるほどの賑わい
それを横目に見ながら湯布院の街中へと向かいます
その途中に在るのが有名な
岩下コレクション
珍しいバイクが数多く展示されていると以前から見聞きしており
一体どれ程のものなのか?と初めて訪問してみる事に
建物入口から受ける印象は昭和期頃の雑多な骨とう品が陳列されてるだけの感じ
受付で料金を支払い中へと入ってみます
オヤジが10代の頃に流行した歌謡曲のレコードが流れる館内
かなりイメージしていたのとかけ離れている様子に戸惑いながら
それ程興味をそそる物も無く、本命のバイクが展示されている2階へ
コチラは評判通り、旧車がずらりと展示されていましたね
ごく普通に街で走っていた
国産メーカーの市販車やら
ワークスレーサーも何台か在り
映画でスティーブ・マックィーンが実際に乗ったホンダエルシアノや
そして一番高価で珍しいバイクがこれ
ドカティのL型4気筒エンジン搭載の
アポロは時価2億円!!!
しかし、これ全てを個人が収集しているとは驚きましたねぇ
珍しい物をじっくり見せて頂いてたら少し疲れを感じ
館内のベンチで休憩しながら今日泊まる場所の作戦会議
ganmodokiさんから玖珠の旅館
金太郎を紹介して頂いてましたが
天気はどうやら明日の夕方までは充分持つ予報
だったら折角の九州ツーリング、今日もキャンプで新しい場所を開拓したいと
ツーマプを取り出しこの近くで良さ気な場所は無いかと探してみると
以前に利用している志高湖キャンプ場のすぐ近くに一つ発見
温泉も併設らしいし電話で利用料金を確認したらライダーは一人千円との事
九州の相場では高い部類に入りますが本州の感覚では全く
即決でお願いして湯布院の街中で買出しを済ませたら
PM4:30 そのままキャンプ場を目指してGO~
地図で見るとは入り組んだ細い道を走った先にある場所なんで
近くまで行ってからスマホナビを起動しgoogle先生の誘導に従う事に
しかし、どうも行先を通り過ぎる方角へ指示されている気がして
ははぁ、またgoogle先生の奴め、ワシを嵌めるつもりやな
ならばと此処でUターンして己の勘を頼りに暫く走る事に
しかしこれが結果的には間違いで途中の道路工事で大きく迂回させられて
PM5:00
かいがけ温泉きのこの里キャンプ場へ到着
いやはやgoogle先生、今度からはご指導に従いますわ・・・
受付で料金を払おうとしたら
「1サイト3800円です」 だと
話が違うとすったもんだした挙句、どうやら電話に出たおばさんが経営者で
受付のおばさんは従業員でライダー料金の事は知らされてなかったとか
ホッとして千円支払い手続きを済ませたら
小山を造成して出来た広場をロープで区画しただけの
大自然の味気など全く無いサイトへサクッと設営完了!
GW中とは云え、明日は平日扱いだけ有って
この広場にはもう一組が居るだけで快適でしたが
設営後は管理棟まで戻り、温泉へ入って一汗流したら
暮れ逝く夕日に今日一日の無事を感謝!
キャンプ場の真下を通る道は狭い割には交通量が多く
野趣など全く無い状況ですがそれでも外で呑むビールは美味い~
そしてドンドン青みが深まる空を肴に
今日までの九州旅を振り返っていると
何時の間にやら辺りは夜の帳が降りて
トイレへ行こうとして椅子から立ち上がって振り向くと
見事な赤い満月が空にポッカリ浮かんでましたね
その後は火の気も無しでは少し肌寒くなりテントの中で
チビリチビリと晩酌しながら、程好い所で明日に備えて今夜は早めにオヤスミナサイ
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