9月26日（火） AM4:40 網走湖で漁をする船のエンジン音で目覚める朝
やはりこの地では国道と云えど、夜間は交通量は殆ど無いみたいで
心配していた車の騒音は全く無しで快適な一夜を過ごせましたね～
テントの外へと出てみると日の出はまだもう少し先
東側は網走監獄博物館の在る山のお陰で日当たりはかなり遅そう
取敢えずパンパンに張った膀胱を解放してやろうとトイレへ向かうと
無料キャンプ場とは思えない立派なトイレ棟の前に立札が
オヨヨ！
昨日は気が付きませんでしたが、こんな処でもクマが出るんですね・・・
スッキリした後、テントに戻り寝具の片付けを済ませてから朝食の準備
湖畔ギリギリに設営したのは
コレがしたかった訳でして～
網走湖の眺めを最前列の特等席から独り占め
まぁこの時期は空いているので、湖畔から離れていても無問題なんですが・・・
北の大地は秋も深まり、朝の気温も低めとあって身体を中から温める朝メニュー
そして食後のコーヒーを飲みながら今日のルートを練り直し
どうやら道東は今日一日中天候には恵まれる模様
これなら何処でも心配無く走れそうだけど、昨日から湧き上がった心配の種
それはタイヤの摩耗が想定以上に進んでる事！
出発前は交換サイクルまで4000km程残していたので安心して渡道したのに
3度目の今回、またしても同じミスを仕出かすとは何とも間抜けなオヤジ
でも出発前に残り山を見ていたら、交換するには勿体無い程だったし～
こんなタイヤでは旅バイク祭りどころか、北海道内だけでも危い事態に陥る恐れが
こりゃ～普段にも増してそ～っと走らねばならんかのぅ・・・
その後、今日の大まかな行先を決めてから撤収開始し
バイクに積み込む頃にはこの青空
心配の種は抱かえたままですが、思い切り楽しまなければ～
AM8:10 呼人浦キャンプ場を出発しR238を常呂へ向かって走り出します
能取湖の脇を通って最初の目的地はコチラ
北見常呂森林公園の百年記念展望塔
ツーマプを見ていてどんな所かいな？と気になったんで訪問してみましたが
ゲッ、中には入ったらあかんの？！ マジっすか！
公園管理の係員に聞いてみようと思うも辺りに人影は全く無し
暫くの間、どうしようかと悩みますが、いい歳して怒られるのは耐え難いと
此処まで来たのに展望塔は諦めて、次の地点へ移動する事に
さっき走った道を戻って、途中からDD76へと入ります
今度は能取湖を左手に見ながら進んだら、岬の先端はもうすぐ
オホーツク海を背にした白黒の灯台が見えて来ました
昨年に此処まで来て於きながら荒れ狂う暴風に負けて
バイクを停める事も出来ず写真も全く撮れなかった場所
今回はほぼ無風状態でリベンジ達成～
余りにも順調過ぎる今回の旅に、少々怖さを覚えながらも次の地点へ
国道に戻ったら、一路
斜里の町を目指して走ります
此処にも取り溢した地点が残ってましたが本日回収完了
天に続く道
よく雑誌等で紹介されるポイントですが、正に空へ向かって延びる一本道
絶好の天候で最高の眺めを頂きましたね
名も無い展望台にも登ってオホーツク海や斜里岳の眺めも見てると時刻は11時
ソロソロ腹の虫も騒ぎ出したし今日の昼飯は何処で食べるか？考えて
初回の渡道時に食べたあの丼を再度食べて於こうかと
R334をウトロに向かって走り出します
途中に在るオシンコシンの滝も、今回は立ち止まって確認しとこうと
短い階段を登って滝の正面から
さて、目当ての店までもうあと10分も走れば到着だと鼻歌交じりでウトロの街中へ
確かこの辺りだったよなぁ～とバイクで近付いて行くと
前は店の前にもバイクが並んで停まっていたのに何やら様子が変
もしかして定休日？ と心配しながら店の前で停車したらシャッターが閉まった上に張り紙が
何？
何と去年閉店していたとは・・・
今年のガイド本での紹介が外れていたので何でだろう？
と少し思ってはいましたが、まさか店を畳んでいたとは思いもよらず
もうあの絶品丼を食べる事は二度と無いのね～グスン
ガックリと肩を落として他に食事する店を探そうとフラフラとウトロ港へ
しかしどうもこれと云ってピンと来る店は見つからず
知床クルーズの看板ばかり沢山並ぶウトロ港で、ふと
「前にアラカンさんが此処から船に乗って知床岬まで廻っていたよなぁ・・・」
と全く関係の無い事を思い出すと同時に、もう一つ別の事が頭を過ります
でも今の優先事項は昼飯だからと一旦それは脇に置いといて
好天の間に知床横断道路を走って羅臼の町で食事にしようと
知床峠へ向かってズンズン登って往きます
知床半島は天気予報が当てに為らない地域だと聞いてますから
晴れ間を逃さず行動する事がツーリングする際の肝ですね
その判断が功を奏して
ご機嫌麗しく羅臼岳がその山容を表してくれてました
峠の駐車場で停車してから、じっくり周りの景色を眺めて
視線を右に逸らすと
近くて遠い国後島まで今日はくっきりと望めましたね
景色を堪能したら時刻は丁度正午となり、これから羅臼へ降りて昼飯です
此方でもリサーチ不足で良い店が判らず、最初に目に留まった
道の駅 知床・らうす にて家への土産を見ておこうと一旦停車
サラリと海産物を見てると、隣に食事処が併設されてたので
面倒だから此方で食事を済ませてから、その後お土産を購入する事に
9月末の時点で今年はサンマに続いて鮭も不漁だと言われていたので
貴重な「紅鮭の塩焼き定食」を注文
しかしこれも不漁の影響か？脂の乗りも悪くパサパサして値段の割に今一つでした
今日も満足度の低い昼飯を済ませたらお土産選び
「走り出したら停まれないぜ！」な性格のオヤジ
ここらでカミさんへの貢物を用意しておかないと忘れてしまいそうなんで
割高と判っていても安全策で早めに済ませて後は気楽に行動したいと
適当に家族の好きそうな海産物をエトセトラで選択
試食にサービスで食べてと貰ったタラバガニが最高に美味しかったけど
カニの殻の剥き役にされるのが目に見えているので却下
まぁ雀の涙程度しか無いオヤジのお小遣いで買える値段でも有りませんが・・・
さぁ、これで気になる用事は一つ済ませたから気楽に行動開始！と店から出ると
ありゃ、雨が降り出しとるぞ？！ ウソ！
しかもバイクの後ろに袋に入れて括り付けておいたキャンプで出たゴミを
カラス共が食い破って駐車場に散乱しとるし～
キィ～
慌てて廻りに飛び散らかしたゴミを拾い集めて
新しい袋に詰め直したら、雨雲からはとっとと離脱せよ～！
標津へ向けて5分も走ると元の青空に戻ります
危なかったぜ
やはり知床の天気はホント読めないですねぇ
走りながら青い海と空を眺め、今後の予定を考えますが
さっきウトロ港で閃いた案件をちょっと調べたいのと
昨日、一昨日ともう2日間も風呂を逃してしまっているし
この区域では然程立ち寄って於きたい場所も思い付かない事から
今日は早めにキャンプ場へ入り、温泉に浸かって疲れを癒したいと
今年から利用ルールが変わったらしいと云う
別海へと向かう事に
PM3:00
別海町ふれあいキャンプ場へ到着
情報通り、管理人さんが若い方になりルールもかなり変更されてました
特に早朝出発される方は注意が必要ですが、朝ノンビリ派のオヤジは無問題
利用料金と昨日のゴミも入れられる様にと大きめのゴミ袋を買い
サクッとバイクサイトに設営を済ませてから街に買い出しへ
適当に食材と酒を調達したら急いでキャンプ場へと引き返し
先ずは一杯引っ掛けながら明るい内に調べ物
やはりオヤジの記憶に間違いは無かったぜ～っ！
普通なら鼻高々と為るところですが
計画段階で何故思い付かなかったのか・・・
自分の馬鹿さ加減にちょっと反省しつつ
実行に移すには幾つかの障害を取除かねばなりません
とりあえず可能性として見えて来たところで風呂へ入って汗を流し
サッパリした後で、じっくりと企んでやろうと隣の郊楽苑へ
入口には自衛隊員歓迎の看板が
今回北海道に上陸してから至る所で自衛隊車両が集団で移動するのを何度も目撃
北朝鮮のミサイル発射情報でも秘密裏に入手したのかしら・・・
まぁ恐れていても成す術も無いんで暢気に風呂でのんびりするか～
風呂から出たら夕日ショーは終わっているからと此処で眺めておいてから入館
2日振りの風呂でさっぱりしたらこれしか無いだろ
北海道で初の温泉・生ビールのONAキャンプ
五臓六腑に染み渡る生の旨さを噛みしめながらグビグビと頂いた後は
サイトに戻って本番の晩酌タイムを始めます
陽が沈むと晴れた空の影響で気温もグングン下がり寒くて
他に3台居たライダーさんはテント内で引き籠ってましたね
今夜のメインは北海道と云う事でジンギスカン
やはり北の大地で食べるジンギスカンは産地では何処で在ろうとも最高だのぅ
一人急遽思い付いたこの作戦をどうすれば実行に移せるのか？
肉を摘みながら星空を眺めボンヤリと考えていたら尿意に襲われ
トイレへ行った帰りに管理棟の前で煙草を吸われている管理人さんと立ち話
立派な望遠鏡が在るので伺ってみたら廃校の小学校から何台か貰って
使えるパーツを組み合わせて自分で組み上げたとか
ホホゥ
あと、此処の管理人と成った経緯とかをお聞きして
寒い夜でもホッコリとした気持ちになって自分のサイトへ
割引の寿司パックも夜露が降り始める程気温が下がった9月末
そんな夜でも地元の少年野球チームは
去り逝くシーズンを惜しむかのように夜遅くまで練習してましたね
コーチの指示とそれに答える子供たちの声が響くキャンプサイトで
一か八か？ですが挑戦してみる事にした
㊙プロジェクトを想像しながら
今夜は早めに寝て備え、明日から実行に向けて行動開始！と
白い息を吐きながら暖かいシュラフへと潜り込むので有りました
zzz
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