I 計画 「呪いの結界を打ち負かせ!」

いぃ爺ライダー

2017年07月03日 13:58

6月10日(土) AM4:30

キャンプ場の脇を流れる川の轟音で目覚める朝


幕を叩く雨音は聞こえませんのでホッとしながら寝袋を片付けテントの外へ





木々に遮られて空全体は見渡せませんが

どうやら雨を降らせる様な雲は見当たらず



どうか今日も乾燥撤収が出来ますようにと祈りながら

パンパンに膨らんで破裂寸前の膀胱を解放せねば!と

トイレに急ぐオヤジ定番の朝で今日一日が始まります 




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スッキリしてからサイトへ戻るとバイクのステップに

何やらスーパーのデジ袋らしきものがぶら下がっています





誰じゃ~っ、黒王号にゴミを括り付けてった奴は! ごらぁ




怒りに震える拳を握りしめながら中身を確認すると





あれ?ドーナツが入っとる!! オヨヨ




こ、これはもしやブログを読んでるファンからの差入れと云うヤツか?!




キャンプ場の朝は毎回コーヒーと一緒に食べるスイーツを知っていて

しかも恥ずかし気に手渡しでは無く、そっとバイクに置いていくとは・・・・・



ムフフ、こりゃ~あの女性ソロキャンパーさんかのぅ~ 



まだ朝早いし、起きて来られたらテントまで行って挨拶せんといかんなぁ




突然のモテ期到来に、ルンルン気分でコーヒーの準備を始めます





今回も追加用の粉を足して濃い目のコーヒーを淹れ


ドーナツは石川ででオッサン参加者達に自慢せねば~と手を付けずに

 



自分で買ったカスタードブッセを頂いてからカップ麺の朝食



お湯を沸かし直している間にtwitterで差入れ貰ったと呟いたら

take‐Gさんから意味有り気な絵文字が返ってきて 


「何、もしかしてtake‐Gさんからなの?」 


まぁ、こんなオヤジにファンなど居る筈も無かろうて・・・と当然の結末




腹いせにカップ麺を汁までかっ喰らいながら今日の天気を調べると


  












げげっ、物凄い雨雲を呼び寄せとるやんけ~!! グハッ!





とんでもない程の妖力を身に着けた北陸の大親分

雨神様に就任して僅かの間に、これほどの雨雲を操る力を身に付けるとは・・・




金曜日から前以って能登島入りして、あらん限りの呪術を施し

何も知らずに同じく前日入りした神流さんの尻子玉を引っこ抜き

自分の手下として操り、ノコノコと能登へ向かうライダー達の息の根を断つつもりか




このヤバい状況からバックレて石川県から別の場所へ向かうのも有りかも・・・


なんて考えがチラリと脳裏を横切りますが

晴れ男の意地に掛けて祟り神を成仏させなければ~




ココは逃げずに真向勝負!と意思を固めつつ撤収作業を進め

最後にサイト内でゴミの落し忘れが無いか確認している時

オヤジの前方、2時の方角から人の気配を察知




あれっ、やっぱりドーナツは恥ずかしがり屋の女子からだったの? 




すかさず満面に爽やかな笑顔を作り、その先へ微笑みながら顔を向けると





カメラを構えたオッサン みのきちさんでした



仕事の都合も在って今回は車で I 計画に参加されるとか

そのついでに通り道だと云う事で朝襲をして頂きました



お久しぶりで北海道鹿アタック事件など、あれやこれやと積もる話は山ほど有りますが

後程、能登島にてお会い致しましょう~ とお別れしたら





AM7:20 撤収完了!



さて、これから恐ろしい暴れ雨神様の待ち受ける石川へと向かわなければ~



サイトから出発する時も、件の女性ライダーさんは未だ起きて見えず

これから激闘の地へ向かう漢には、色恋事はご法度だと心に鞭打ち





野営場前の国道へ出た途端、パラパラと降り出す雨


どうやら敵に居場所が割れちまった! と瞬時に行先ルートを考えます




普段なら安房峠越えルートですが、雨だとリスクも伴うし面白くも無いんで





久しぶりに安房トンネル



何せ5年近く利用していませんので、料金所でETCカードを出すのか判らず

一旦路肩に停めて通過する車の様子を伺います




と同時に雨脚が強くなり始め、観光バスが一旦停止だけで通過したのを確認して続いてGo~





果たして安房トンネルを抜ければ雨雲から逃げ切れる事が出来るのか?



長~いトンネル内を走りながらハラハラ、ドキドキ




長野県側へと出たら其処は





乾いた路面と少しの日差しが




生憎、観光バスが先導していますから遅いペースで松本方面へと下ります





この区間、追い越し禁止が続きますから我慢の走行



でも天気が良いのでオッさん許しちゃう~ 




そんなこんなで平地まで下って来たら気温も上昇


平湯は寒かったんで着込んでいたインナージャケットを脱いでしまおうと





松本電鉄上高地線 新島々駅前に停車



装備を夏仕様に変更して水分補給しているその横に古い建物が 



此れまで何度か通っていた道なのにこんなの在ったっけ?





旧駅舎が国道反対側に残っておりました



此れまでこの辺りの地名が「新島々」だとずっと信じていたオヤジ


この時「島々」が正しい地名だと初めて知った瞬間でしたね~



さて、気温に応じた装備に変えた所で先へと向かいますか! 




国道158号から脇道へと入り 日本アルプスサラダ街道 へ





途中で曲がる処を通過してしまい、山手の道を走りながら

休憩ポイントの道の駅で停車





道の駅 vif 穂高


小腹に入れるのに良さ気な食べ物は無いかと思い売店へ


残念ながら地物野菜ばかりが並び食べたいモノは見当たらず



パンの売れ残りが割引販売されてましたが心が動かず

外で水分補給のお茶を飲みながら





最高のツーリング日和のままで、このまま雨雲から逃げ切れるかもねぇ


なんて思いながら、そういや皆の動きは如何に?と動きを確認















どうやらTAKAさんが白馬村近くまで来ている模様 おぉ


もしかしたら何処かで合流するかもね~と思いながら再スタート





この先も続く長閑な広域農道を先へと進みます




途中で何度も前を通過していたにも関わらず立寄った事の無かった





安曇野ちひろ公園へ寄り道


この冬の深夜、トイレは無いか?と駐車場へ入るも施錠されており

諦めてこの先に在るコンビニまで走った場所でしたが

今日は午前9時を廻って営業中みたいです






公園の中心に展示されてる古い列車



一体何なの?と思って中を覗くと





そこは学校の教室でした





説明書きを読んでみると「窓際のトットちゃん」の原作舞台にウンタラカンタラと有りますが・・・




すまん!興味無いのでよう判らん~ 




休憩がてらの見学を済ませて





白馬村へと向かう安曇野アートラインを北上



高瀬川を渡る橋から北アルプスを望むと





富山県側から押し寄せる雨雲が




だがしかし、急峻なアルプスの山々はこれまでオヤジを育んでくれた地


このまま邪悪な妖気を防いでくれる事だろうと





今年の冬に5年振りにスキー復活した白馬五竜の前を通過し

その先の小谷村へと駒を進めます






6月に入ったのに未だ残雪が多く残る北アルプスの山々を見ながら

快調に先へと向かいますが、時折沢筋から流れ込む雨雲の所為で





空は晴れて居るのにパラパラと舞い降りる雨粒




気にする程の降りでは無いので、そのまま突き進み





晴れてる合間を附いて、小谷村の酒屋でお清め用の地酒を購入


大町市の北安醸造大国で祟り神を鎮めてやると致しましょう ナンマイダブ




さて、これから糸魚川市へ抜けて北陸までの道を進むのみ



第1期ライダー時代に上越から日本海沿いを南下している筈なんですが

何せ20年以上も時が流れ、全く記憶に残っていないので

今回の I 計画が良い機会だし再び走って於こうとの狙い



スノーシェッドが連続する区間を、遅いバスの後ろで我慢しながら





いよいよ新潟県へと突入~!



と、此処から雨雲を防いでくれていた日本最高峰の山々のご加護は無くなり

恐ろしい妖術との一騎打ちとなる状況に陥る事と為ります





次第に風が強く吹き始める中、国道を下り糸魚川市街地へ


空模様も怪しく為って来た所で、有名な寿司店を発見





きときと寿司 糸魚川インター店


この際天気の様子見がてらに、腹を満たしておこうと停車

お昼時の少し前だったんでカウンターへすぐに着席



北陸ならではの寿司屋お勧め品を幾つか注文





でも北海道の回転寿司で味わった感動には及ばず


甘エビや軍艦巻きと云った安いネタが好物なんで





7皿食べて1500円で御釣りが戻る省燃費オヤジはぁ…




会計を済ませて外へ出ると、いよいよ強く降り出した雨





風も強く吹き横殴りの雨の中、店の軒先をお借りして雨具を装着!


これから恐ろしい北陸の新雨神さまが強者キャンツーライダー達の挑戦を

ことごとく打ち砕こうとする呪いの結界を突破して成敗してやらねばなりません






さっきまでのツーリング日和とは打って変わっての真っ暗な空の下

日本海沿いを走る国道8号を石川県へと突撃~



名所の親不知も猛烈な降雨で景色もヘッタクレも無い状況





カッパはすぐに浸水が始まりパンツまでヒンヤリとしてきますが

対新雨神さまを見越して装備して来たdryパンツの性能を信じて





富山県へと突入~!



相変わらず呪いの結界の威力は半端なく襲い掛かり

整備された国道の路面すら浸水し始める箇所が現れ始め





このままだと危険と判断し地下道出入り口の建屋にて緊急の雨宿り 


このまま新雨神さまの呪術に負けてしまうのか・・・



いや、晴れ男の名にかけて結界を打ち破り成敗してくれようぞ~




気持ちを奮い立たせ、一瞬雨の弱まった隙を突いて再び発進





嵐の様相を呈した状況の中、目の前の真黒な雲へ向かって突撃~!




晴れ男の気迫に呪いも怖気付いたのか?富山市へ入ると次第に雨は止み始め





空も明るく為り始めて来た~



高岡から国道160号へ入り氷見方面へ走ると





路面も乾いてどうやら呪いの結界は無事に突破出来た模様



これ幸いと、途中のスーパーで買出しを済ませて能登島へ向かってGo~





能登島は今回2度目の訪問





本日2667人目の次に上陸ですね




新雨神さまのアジトで在る米三郎キャンプ場はもうすぐ其処でひょっこり温泉を通り過ぎたら到着です





曲がり角の手前から見えるサイトにはカラフルなテントが沢山張られ


あれ、今日は別のお客も多いんかのぅ? と思いながら場内へ





見知った多くの友人達に迎えられながら

主催の新雨神様に参加人数を伺うとこの時点で20名以上とかマジっすか!


一組だけライダー4人のGrが居ますがそれ以外は I 計画参加者ばかり

車で来た方も何人か見えましたが、さすが猛者揃いの変態ライダーイベント


さすがの大雨にパンツがびしょ濡れだとレッド隊長はfullチンで御着替えチ~ン

この時、気が付きましたがオヤジのdryパンツはサラサラで快適でしたね~





サクッと設営だけ済ませたら初めましてのハセッチさんの車に便乗して





ひょっこり温泉でサッパリと冷汗?を流した後は

キャンプ場にてお清めの開始です





あれほどの悪天候が嘘の様な晴れ空に変わり


夕日に近づく頃に最後の参加者達も無事に到着





これで総員26名になったらしいスゲェ!




全員揃ったところで始まりの





乾杯~ 



皆さん、呪いの結界を打ち破って吞む酒はさぞかし美味しい事かと





そしてこれだけの参加者から多くのお裾分けが廻って来て

すぐにお腹が膨れてしまい、負けてはならずと昨日練習した炭火焼で応戦


火加減に気を取られている間に日暮れ時となってましたね





暫し群青色に染まる空を眺めて今日の戦いは厳しかったのぅと思い出しながら

ワイワイガヤガヤと賑やかな夜が始まり





この時期にしては冷え込みが有り、火の回りに小グループが形成




その傍らでは





今回破れてしまった新雨神さまは呪いの護摩焚きをしながら

手下の神流さんと次回の悪巧みを密かに計画中


その時には又、晴れ男パワーで打ち負かしてやるしかありませんかなぁ




そんなこんなで夜も更け





TAKAさんの椅子寝を見てたらコチラも眠気に襲われて

きっと明日も晴れるだろうと祈りながらテントへ入ってオヤスミナサイzzz



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